「シンデレラマン」、つまらなかったら返金!
2005年7月5日 12:00
アメリカの大手映画館チェーンAMCが、「シンデレラマン」に限り返金保証を開始した。ラッセル・クロウ主演、ロン・ハワード監督の「ビューティフル・マインド」コンビによる新作「シンデレラマン」は、全米で6月3日にリリース。批評家の評価は良好にも関わらず、ラッセル・クロウの乱闘事件の影響があったのか、ボックスオフィスの成績は現在までに5200万ドル程度と苦戦を強いられている。AMCはウェブサイトで「『シンデレラマン』は、今年公開された映画の中で最も素晴らしい映画の1つだと信じている」とコメント。毎週大作が次々と公開される中で「シンデレラマン」に再注目してもらうため、もし映画がつまらなければ、窓口でチケット代を返金するという返品保証を開始した。
AMCが返金保証をするのは88年に公開されたジュリア・ロバーツ主演の「ミスティック・ピザ」以来。「シンデレラマン」を観て実際に返金を要求した人の数は明らかにされていないが、この大胆な策が観客動員につながるかどうか、今後のボックスオフィスに注目したい。