劇作家アーサー・ミラーが死去
2005年2月15日 12:00
劇作家アーサー・ミラーが10日夜、コネティカット州ロックスバリーの自宅で心臓疾患のため死去した。享年89歳。
44年、「幸運な男」でブロードウェイにデビュー、ブロードウェイ劇「セールスマンの死」(エリア・カザン演出)でピューリッツァー賞とトニー賞を受賞。その後も、「みんなわが子」「るつぼ」「橋からの眺め」「代価」などの作品群を生み出し、テネシー・ウィリアムズとともに米現代演劇を代表する劇作家の地位を確立した。マリリン・モンローとの結婚や、50年代の赤狩りの時代にアメリカ議会と対立するなど、私生活でも注目を浴びた。娘は、映画監督でダニエル・デイ・ルイス夫人のレベッカ・ミラー(「アンジェラ」「Personal Velocity」)。