異色の青春コメディ「下妻物語」が完成

2004年4月6日 12:00

嶽本野ばらの同名小説を、豊川悦司と山崎努の卓球対決で話題になったビールのCMなどで知られる中島哲也（監督・脚本）が映画化した「下妻物語」が完成。去る4月1日、帝国ホテル（東京・日比谷）にて監督以下、主演の深田恭子、土屋アンナらが会見を行った。

CMクリエイターとしては既にその地位を確立している中島監督だが、本作についても「びっくりするほど面白い映画が完成した」と自信満々。その一方で、「凄くいい台本があっても、登場人物にぴったり当てはまる役者がいないと映画はうまくいかないが、今回は深田さんと土屋さんというぴったりの役者が出演してくれた。神様に感謝したいくらい嬉しかった」と正直な心情を吐露してみせた。

また、ロリータファッションに全てを懸ける少女を演じた深田は、真夏に行われた下妻での撮影を振り返り、「ハードだったが、とてもいい作品になる予感があったので頑張れた」と、作品の充実ぶりをアピールした。「下妻物語」はシャンテシネ、シネクイントほかにて5月公開。