ベン・アフレックが来日。消したい記憶って?
2004年2月24日 12:00
近頃、ジェニファー・ロペスとの話題ばかりで注目されていたベン・アフレックが、ユマ・サーマンと共演した近未来サスペンス「ペイチェック/消された記憶」を引っさげて来日し、2月23日、パークハイアット東京(東京・新宿)にてジョン・ウー監督と共に会見を行った。
本作は近未来SF映画だが、ジョン・ウー監督はSFものはあまり好きではないらしく「フェイス/オフ」同様、脚本の8割を変えて、より人間ドラマに比重を置いた作品に仕上げたとのこと。そんなウー監督の大ファンというアフレックは「監督は撮影する前にすべてのシーンがどのように繋がるかを把握しているから、無駄な撮影をすることがまず無い。だから俳優はその数少ないテイクの中で思いっきりそのシーンに集中することが出来る。とても仕事のしやすい環境を作ってくれた」とその撮影スタイルを絶賛。
また本作は「記憶の消去」というのがテーマの一つだが、「消したい記憶はあるか?」と聞かれると、「そりゃあるけど、記憶っていうのはいいことも悪いことも共にあって、それが経験というものになり、その経験が人生を形成しているのであって、悪い記憶だからといってそれを消してはいけないと思う」と複雑な胸中(?)を語っていた。3月13日より全国ロードショー。