「ラスト・サムライ」。トム・クルーズが3度目の来日
2003年11月25日 12:00
早くもオスカー候補の呼び声も高いハリウッド製時代劇「ラスト・サムライ」。12月6日の日米同時公開を目前に控え、主演のトム・クルーズとエドワード・ズウィック監督がPRのため来日、11月20日、渡辺謙、真田広之、小雪を交えて六本木ヒルズ内のグランドハイアット東京で会見した。クルーズの来日は本作だけで実に3度目となる。
クルーズは「2年前にズウィック監督と初めてこの企画について話した時から、今、この瞬間が待ち遠しかった」と挨拶。両隣に座る渡辺謙、真田広之という日本の俳優陣について聞かれると、「芸術性、役者としての力量、プロ意識、思いやり、寛大さ、ユーモアのすべてにおいて一流だった」ととめどなく絶賛の言葉が溢れ、日本の俳優と一緒に仕事が出来たことは本当に幸運だったと語った。また、本作のテーマである武士道精神について聞かれると、武士道は彼の信教であるサイエントロジーと似通ったところがあるという自説を披露。思いやり、忠誠心、義務、英雄としての心構え等、あらゆることにおいて、その類似性を最初にシナリオを読んだ段階で感じたという。そして、侍そのものについては、外国人が一般的に考える「単なる剣術の達人」という認識とは違う、より思慮深い、優雅な侍像を世界に提供出来るのではないかと抱負を語った。12月6日より全国ロードショー。