ウォン・カーウァイ監督、木村拓哉も出演の「2046」が撮影再開
2003年10月21日 12:00
「恋する惑星」「ブエノスアイレス」「花様年華」などで知られるウォン・カーウァイ監督の「2046」の撮影が3年ぶりに上海で再開された。
「2046」は、過去と未来が交錯する世界を幻想的に描いたSF映画で、トニー・レオン、マギー・チャン、フェイ・ウォン、カリーナ・ラウ、チャン・ツィイーらアジア映画界のスターたちに加えて、SMAPの木村拓哉の出演が大きな話題となり、世界的にも注目を集めていた話題作。99年にクランクインしたものの、00年4月に撮影が一時中断され、完成が危ぶまれていた。中断の理由が明らかにされなかったため、00年当時は監督と木村の対立説が浮上していたが、カーウァイ監督はこれを否定。自身の体調不良が原因だったと語っている。
クランクアップは年内の予定。公開は来年を目指し、カンヌ国際映画祭への出品も狙っているという。