レスリー・チャン、自殺の真相は?
2003年4月8日 12:00
香港映画界のトップスター、レスリー・チャンが1日夜、セントラル地区のマンダリン・オリエンタル・ホテルから転落して死亡した。46歳だった。自ら同性愛であることを公表していたチャンだが、現地のマスコミによれば、チャンは13年間交際していた男性の恋人との不和に加え、新たに知り合った20代男性との三角関係に悩んでいたといわれている。現場には遺書も残されており、「胃酸逆流的問題」「感情波折」と感情が不安定だったことをうかがわせる言葉に加え、「2人の男性のどちらを選ぶか悩んだすえ、死を選ぶ」と書かれていたとの情報もある。
歌手として活躍していたチャンは、86年、チョウ・ユンファと共演したジョン・ウー監督作「男たちの挽歌」、87年の「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」などで注目を集め、93年には主演作「さらば、わが愛/覇王別姫」が、カンヌ映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した。
7日に香港で行われた告別式には、国内外から数百人ものファンが弔問に訪れ、チャンのヒット曲を口ずさむファンや涙をぬぐうファンの姿が数多く見られた。香港と台湾の同性愛者組織の間では、チャンが自殺した4月1日を「レスリー・デー」とする計画が持ち上がっているという。
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