「アキラ」ハリウッド版が徐々に具体化
2002年10月15日 12:00
アメリカでもカルト的人気を誇る、大友克洋監督の「アキラ」のハリウッド実写版企画が具体化してきた。「ブレイド」を監督したスティーブン・ノリントンがメガホンを握ることが決定しており、現在撮影中の「ザ・リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルマン」のあとに取り掛かると見られている。2作連続でアメコミの実写映画を監督していることから、「アキラ」の監督としては資質十分と言えそうだが、問題はその脚本である。「ザ・リーグ~」で組んだ脚本家のジェームズ・ロビンソンが「アキラ」の脚本を担当しているが、「オリジナルの大ファンなので、大事なところはちゃんと残したい」という思いを込めて書き上げた脚本は、スタジオ側から却下されてしまったという。すでにファンのあいだでは、「ハリウッドっぽい安易なエンディングに変えられるのでは」と不安の声が上がっている。