トロント国際映画祭、オープニングは“9・11”を意識
2002年7月9日 12:00
9月5日より14日まで開催される第27回トロント国際映画祭のオープニングは、アトム・エゴヤン監督がアルメニア問題をテーマにした「Ararat」に決定した。デビッド・クローネンバーグ監督の「Spider」を押さえて同作がオープニング作品に選ばれたのは、昨年、同映画際期間中に起きた9月11日の米中枢同時多発テロ事件を追悼するのにふさわしい作品であることからだという。ちなみにテロ事件が起きた昨年は、映画祭を一時中断、その後スケジュールを再編成し、2日間延長して全ての行程を乗りきっている。