宮崎アニメの影響も? 「ラマになった王様」監督が来日
2001年5月15日 12:00
7月14日より公開されるディズニーアニメ最新作、「ラマになった王様」のマーク・ディンダル監督がプロモーションのため来日。5月10日と11日、帝国ホテルにて本作についての質疑応答を行った。
監督は20年以上もディズニーアニメに携わってきた大ベテラン。「リトル・マーメ イド」や「アラジン」などのヒット作品を影で支えてきたスタッフの1人で、97年のビデオ作品に続きこれが監督第2作目となる。ディズニー一筋の監督だが、今回の作品は敢えて“ディズニーっぽくないテイスト”に挑んだという。その理由は「上層部からのオーダー(笑)」でもあったとのことだが、製作が進むうちにどんどんアイデアが膨らみ、「ディズニーからは“どんどん好きなことをやれ”と激励されたし、時には“これは保守的すぎる”とさえ言われたよ(笑)。もっと規制があると思ってたから意外だった」とか。そんなムードから生まれたのが、南米が舞台の独創的なコメディと言うわけだ。
また「日本のアニメに影響を受けたことは?」との問いに、監督は「カリオストロ の城」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」などを挙げ、「宮崎アニメは僕の大のお気に入り」と語った。特に好きなのは「となりのトトロ」だそう。ディズニーアニメにねこバスが出てくる日も近い?