パート3製作、早くも決定? レクター博士来日記者会見
2001年3月6日 12:00
いよいよ公開までのカウントダウンが始まった「ハンニバル」。公開を約1ヵ月後に控えた3月5日、ハンニバル・レクター博士ことアンソニー・ホプキンスが、製作のディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティスとともに来日。新宿のパーク・ハイアット東京で記者会見を行った。
実は菜食主義者のホプキンス。異常な食嗜好を持つハンニバル・レクターというキャラクターについて質問されると「私は、料理はゆで卵すら作れない」とコメントして会場の爆笑を誘い、共演者についての質問では、ノークレジットであるメイスン役の俳優の名前を自らバラしてしまうなど、かなり饒舌な調子で記者の質問に答えていた。一方、ディノ・デ・ラウレンティスと妻のマーサは、「なぜ監督がリドリー・スコットに決まったか」という製作秘話や、噂の“ディレクターズ・カット版”に関わってきそうな「ラストシーンは2パターン撮った」、「殺人鬼イル・モストロが登場するバージョンがあった」など、原作のファンが聞けば思わず身を乗り出してしまうような撮影裏話、さらには「レクターシリーズの3作目はトマス・ハリス原作ではなくオリジナルストーリーで、東京を舞台に撮りたい」といった仰天プランまで、興味深いエピソードを次々披露し、会見を充実した内容にしてくれた。
3人は、その日の夕方、渋谷パンテオンで行われた試写会で舞台挨拶に参加。翌6日には帰国の途につくという過密スケジュールで、日本でのプロモーション活動を終えた。