「踊る~」の本広監督最新作「サトラレ」完成披露
2001年2月13日 12:00
2月8日、「踊る大捜査線」の本広克行監督の最新作「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」の完成披露試写会が、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行なわれ、本広克行監督に加え、主演の安藤政信ほか、鈴木京香、内山理名、小野武彦、寺尾聰、八千草薫らによる舞台挨拶が行われた。本作は、自分の考えていることが口に出さなくても相手に悟られてしまう青年“サトラレ”と、それを取り巻く人たちが繰り広げるSFファンタジー。映画初主演となる安藤政信が、「バトル・ロワイアル」での殺人者とは正反対の純真無垢な役を演じている。共演した寺尾聰が「ストレートな演技がすばらしい」と絶賛する一方、当の安藤本人は、「本広監督は、前作『スペーストラベラーズ』で一緒に仕事をした時から、全く指導してくれない。相手にされていないのかも」と語り、いずれにしても自然体の演技で本領発揮していることをうかがわせた。監督は、「踊る大捜査線 THE MOVIE」や「スペーストラベラーズ」を手がけた本広克行。「今まで“笑える作品”を作っていましたが、今回は“泣きのエンターテインメント”を目指しました」と新しい分野への意気込みを語った。3月中旬、全国東宝系にて公開予定。