北国の帝王のレビュー・感想・評価

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3.0More アクション

2023年12月1日
PCから投稿

アクション映画の佳作と言われていますが、人物描写寄りでアクションの演出が緩いようです。撮りようによってはスリラー抜群になるような構成ですが、テンポがスローでもったいないですね。

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越後屋

3.5名脇役アーネスト・ボーグナインの怪演にひれ伏す

2020年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何故か1973年に集中した”1930年代のノスタルジー”ブームは、「スティング」や「ペーパームーン」などの名作を輩出したが、その中で強烈なインパクトを残したロバート・アルドリッチ監督の快作。男性映画の骨太で逞しいタッチが特徴のアルドリッチ監督の迫力ある演出に、強烈な風貌を持つアーネスト・ボーグナインの文字通りの怪演が炸裂する。アカデミー賞を受賞した「マーティ」の愛くるしい演技なんか何のその、怒りに燃える憎々しさでは他の追随を許さぬその演技に唖然となる。この作品で一気にボーグナインのファンになってしまった。
題材のホーボーと呼ばれる浮浪者が主人公の設定も異色で、1930年代初頭の世界恐慌の煽りで無賃乗車の旅を続けるのが、リー・マーヴィンとキース・キャラダイン。走る蒸気機関車で戦うホーボーとボーグナインの鬼車掌。アクションシーンが命の映画で、ラストは若者に対する教訓めいたメッセージもあるが、純粋にバトル映画として楽しい作品。

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Gustav

4.0ボーグナインとサイボーグ009は名前が似てる

2019年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

 男の意地がぶつかりあう物語。そこまで神経質にならなくとも・・・と呆れてしまうほどのシャック(ボーグナイン)と、他に夢中になることはないのかと感じさせるホーボーたち。何故死闘を繰り返すのかもわからない。とにかくタダ乗りするだけなのだ。『大脱走』などの脱出もの映画にも通ずる「とにかくやってやる!」という意地の映画なのだ。

 エース・ナンバーワンと若造シガレットのやり取りも面白い。「俺こそが北の帝王だ」なんて言っても、やはり若造なんだよ・・・キャラダイン・・・ホーボーなんかにはなれないのさ!

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kossy

3.0機関車の上で殺し合う

2018年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

かなづちを投げる車掌のシャックが印象的。鉄の棒を紐でたらして地面をカンカンカンカンッてする攻撃法に笑った。

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mimiccu

3.0たかが無賃乗車に帝王の称号と命を懸ける

2015年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

総合:55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 世界大恐慌の不況の中、無賃乗車で旅をするホーボーと呼ばれる男たちがいて、無賃乗車をする者を殺してでも食い止めようとする偏執的な車掌がいる。無賃乗車は成功するかどうか。意地と意地のぶつかりあいが注目を集めて、無賃乗車の成功が賭けになる。車掌のシャックを演じたアーネスト・ボーグナインのいかつい顔つきと行動が、いかにも頑固で強情な役回りにはまっている。反面、主役のリー・マーヴィンは若造相手に仲間だと言ったと思えば急に喧嘩したりで一貫性がなく、今回はそれほどたいしたものでもなかった。
 職を得ることが出来ない当時の情勢を考えれば、これが彼らなりの意地と自由な生き方なんだろうし、その後のヒッピー文化に近いものが在るのかもしれない。でも無賃乗車をすることに命を懸けるという主題にはまれなかった。それに展開も途中で下車したりとのんびりとしていて、中弛みがあって盛り上がりを感じられなかった。

 当時の状況と人々の間にある暗黙の価値観を理解しないと楽しめないかもしれない。大恐慌で長い期間職を得られないままの人々と、大恐慌でも職があってそのような人々を見下していて自分の権利を守ることは当然という立場の者との対立がある。持たざる者の自由を求めての体制への反逆が、その後のアメリカン・ニュー・シネマへと通ずる先駆け的な作品であるように思うが、作品自体は力不足。

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Cape God

4.0男の自尊心と欲望と美学

2010年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

知的

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さきやん