PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に＿＿」のレビュー・感想・評価

本作は狡噛慎也ファンと「サイコパス」の未来のための作品で、この一本に限っていえば全く「サイコパス」ではない。なんてったって肝心のシビュラが出てこないんだもの。
ドローン以外は本当にアナログで未来感もほとんどない。自分は近未来ＳＦが観たかったはずだが？

狡噛に人気があって彼をサイコパス世界に留めておきたい気持ちは理解できるが、彼はもう既に役目を終えたのだ。前の劇場版を最後にひっそりとフェードアウトでよかった。

それで何がおこったかというと、狡噛を主人公にしたせいで物語がとても普通になってしまったのだ。花城フレデリカのお風呂シーンとか、ドローンのアクションとか、テンジンの思いと彼女の選択とか、お風呂とか、それなりに見所はあるものの「つまらなくはないけど何だコレ？」な気持ちは拭えない。

しかしあれね、「サイコパス」でサービスシーン的なのはなかなかレアよね。唐之杜がちょっと頑張ってたくらい？
前作の花城フレデリカが再び登場したときは何で？と思ったものだが、彼女は重要な役になりそうなので頑張って欲しいね。朱と霜月だと少々足りない感じがあるからね。その点フレデリカは持ってるから。

下衆い話はこれくらいにして、とりあえずＴＶシリーズの三期が楽しみになったことだけは言っとかなきゃいけない。お風呂だけじゃなくて。

海外にいる狡噛慎也にスポットライトを当てた作品として作れば、
当然ではあるがシビュラシステムのない地域での紛争を描くことになる
だから別にPSYCHO-PASSの作品である必要性がない。
前作がPSYCHO-PASSとして大満足の出来だっただけに残念

一方で大部分作品を好き勝手に作れるいうことでもあるので
アクションシーンの描写など制作陣の「これ好き」が思いっきり詰まっている
趣味性が高い作品になっていてこれはこれで面白い。

2期から3期へ、だけではなく、
テンジンの復讐心とガレシアの執着心が事件解決につれ、狡噛の内面へと収束してきたのがうまかった。

二人に、復讐を果たしたが居場所を無くし、逃避し続けてきた狡噛が自分を重ね合わせただろう。
復讐できたが自分でなくなった。
集団不向きで信念を失わず持つが居場所がなかった。
でも、どうしてもシビュラシステムからではなく、過去から逃げるんじゃなかった。

花城はそんないいタイミングで、助けの手を伸ばし勧誘もしたキャラかな。

とうとう1期の雰囲気から離れ、異国を経て外務省の雛型が形作られた。が、1期のファンとして元に戻れなさそうなストーリーに寂しさを覚えてしまう。

こう放浪する狡噛慎也でも見たいというより、
1期の執着深くても、理性を保って常守の支えとなる執行官が見たかったかな。
槙島を殺したことって全くヒーローの行動ではないこと、観客としてもつくづく感じた。

完全に幕間のお話。「恩讐の彼方に」を取り上げたストーリーは、それ自体でまとまっているものの、PSYCHO-PASSである必要があまりない、と感じた。狡噛好きなら別に構わないのかもしれないが。

作画良し‼︎音楽良し‼︎ストーリー良し‼︎ほぼ文句無し‼︎
ラストは思わず映画館で「えっ…⁈(喜)」と言ってしまいました笑
ただ一つ気になったのは狡噛さんそんなあっさり帰ってきちゃうの？ってとこくらいですかね、嬉しいけど。
とりあえず続編待機です‼︎

狡噛さんカッコ良すぎてテンジンちゃん惚れるに決まってるやろーってなった。
本編だと何考えているかわからない狡噛さんの内面が少し見えたのが良かった。

海外編、現地の少女と知り合い、戦いに巻き込まれ、最初に出会った強そうな奴がラスボス…。

どベタか！！！

それでもバトルシーンやジープの動きは中々。

2015年版で活躍し姿を消した主人公が登場し、Case.2の外務省職員も出てくる。
東南アジアでゲリラに襲われていた少女を助け、戦い方を教えるが、日本から外務省職員がやってきて戻るように頼まれる。
次のテレビかビデオか映画に続く。

ゴロツキ相手のアクションでスタート
チベットに向かうつもり
「やりたくない事はやらない」
オープニングが格好いい
チベットヒマラヤ同盟王国
ガンアクションもイイ
寄ってくる少女
グイグイくる、私の戦う先生になって下さい！
交渉上手、復讐は価値が無いと思ってる。
日本人は評判がいい。
テンジンの父は日本人
残念、煙草は無い
リボルバー
背負った罪は時間が経てば重くなる
虐殺の記憶
外務省花城さん登場
シビュラ不適合者だった父親
花城さんスナイパー
こうがみ子供に油断
ガルシア再会
煙草恵んでもらった
白髪の幻
紫龍会なんやきな臭いガルシア絡んでる
こうがみ犬好きか
運命
撃つ覚悟撃たれる覚悟
同じ場所をグルグル
花は根に鳥は古巣に
日本棄民の真の目的
日本に置き去りの母親？
仲間の事を聞いて安心するこうがみ
停戦交渉の場で和む
復讐の相手見つけた！
マッチポンプやん
リボルバー撃たなくてええよ、てテンジン！！
たとえ偽物の平和でも争うよりマシ
さあこうがみのターンか
花城さんと取引成立
切り札？まさか
陸走ドローンか
ナイフ格闘
危機一髪
はなしのオチは小便もらして
こうがみは悪役を引き受け賞金首に
過去と決着
日本に帰ろうやって！！
なるほどそれで3rdシーズンで外務省チーム登場したわけね

2ではあまり出番がなかったコウガミさん
海外逃亡の中、スカウトされるまでにこういったことがあったんだと知れて良かった

個人的にはギノザさんの経緯も知りたい

(漢字使えなくてスミマセン)

最近のどのアニメにも言えるのですが、この様な3部作の作品では１部の作品は⁇⁇みたいなものが多いのですが、このPSYCHO-PASSに於いてはどれも素晴らしく構成もしっかりとしており、観る側からするととても有意義な時間を過ごさせていただきました。

1期では主人公の1人を務めたがその後なかなか出番が回ってこなかった彼の満を辞しての単独作品です。
面白いに決まってます！所々で出る槙島も相変わらずのキレっぷりでgood!
レオン見たいな子供を育てる話だったんで最初は不安だったんですけど、終盤の巻き返しが凄かった。今回の件で自分のすべき事を改めて確認できたようで、3期での登場が楽しみです。敵も3部作のなかでは一番人間味のある人で満足です。
総評
三部作の締め、そして3期への序章として中々の良作。
60分アニメとは思えないクオリティでした！

2回目で話の流れが理解できて楽しめました！

結構ボクは狡噛慎也を、自分のような一般人とは無縁の人って印象があり、それはアニメだからでなく、あまりにも完成されてて、遠くで眺める分には良いけど、決して近づけない存在。近づいたら無力な自分を、イヤって言うほど思い知る。そんな所謂"天上人"のような男と捉えてました。

なのにこの『Case.3』で壁が瓦解をされました。"ああ、彼も同じだった。ちゃんと人間だったんだ"って(笑)。これが無かったら狡噛ジェラシー、今だ継続でしたでしょうね(アニメキャラにジェラシー抱いてる自分もどうかと思いますが)w

要するに狡噛慎也、ホームカミング決断回です。自由にすがって、故郷の記憶に背中を向けてる自分自身から、ようやくちょっとは前進できて、"帰ろう"と決めた回です。その為に汚した血は、決して払拭できないけれど、全部背負って帰る強さをやっと見つけたようでした。

正直あんな狡噛慎也の"晴れやかな顔"は初めてですよ！

踏ん切りが付けたことで、狡噛はこれから何処へ？

それは間もなく解禁される『PSYCHO-PASS サイコパス 3』にて。まさかの全8話にして、全話1時間放送！？本当にノイタミナとサイコパスには驚かされます！

PSYCHO-PASSらしい話でした。

これぞ、こうがみ様です

三部作ラストは真打登場です。
みんなが待っていた（おそらく前作の劇場版で期待されていたであろう）狡嚙慎也の「今」を描いた作品。

テレビシリーズ第2期の後、傭兵として世界を渡り歩てきた狡嚙慎也は流れ着いたチベットの内戦にて己を知る
という話。

シビュラシステムの「外」の世界のため、PSYCHO-PASSらしい画面はなく、実弾でテロ戦です。

おそらくがっつりロケハンしたであろうチベットの美しい風景で、狡嚙の心が移ろっていく様は必見です。

そして、すべての決着がつくであろう「続編」を期待します！

紛争の続く南アジアで両親の仇討ちを望む少女と出会った狡噛だったが…。
SS最終章。シビュラと言うシリーズの骨子が関わらないものの、狡噛の復讐と贖罪への決断を描き、SSシリーズが本編と地続きであることを決定付けていて嬉しい作品でした。

動いてる狡噛さんが見られるだけで幸せなのに
アニメに繋がる感じで終わってくれたのも良かった
シビュラシステムがある無いでこんなに違うのかと。

戦争のある国の戦いを見て、シビュラシステムが
ある方が平和だとかない方が辛いのかとか。。
色々考えながら見てしまいました。
フレデリカさんも悪役じゃなくて良かった！

このシリーズも随分息が長くなり、寿命を延ばそうと頑張っていることは凄い事だと思う。只、何となく感じる既視感は同じプロダクションIGだからなのか、もしかして昨今のマーベル由来のマルチバースを狙っているんじゃないかと勘ぐってしまったりするのは穿った観方だと諫めて欲しいものだ。
本来の主人公である元執行官が日本を離れアジアで流浪することで自分の存在意義を見つめ直すストーリーである。内容自体は奇を衒わない骨組みであるが、敵方がマッチポンプ型のゲリラ兼自警団というスタイルを持ち込んだことは突拍子もないそして薄っぺらさも相俟っていただけなかった。背景の描きも表面を撫でているだけで必然性が感じず、ここに感情移入しろというのがかなりの困難である。結局、主人公は日本に帰る理由として、ヒロインと接する内に心が浄化されていったということであり、最大のライバルの影を心の中で飼い殺しながら次のステージに進むということなのだろう。話しがストレートな分、その葛藤や背景の複雑さをもっと緻密に塗して欲しかったのだが、いかんせんこれでは深みのグラデーションが観られず凡庸と化してしまった。唐突にでてくる外務省の女の正体等もここでは語られず、ヒントらしきもの(潜在犯の心理医師の弟子)は提示されたが、それこそおっぱいの乳首をリアルに描かない中途半端さと同様に印象がぼやけてしまっている。大人のアニメにしたいのか、それともテレビ局が作るが故の全方位を狙っての制作なのか、ターゲットがぐらついているように思えるのは自分だけだろうか。なんだか作画でも主人公の頭部が歪んでいるように見えたりと少々ネガティヴな発言に始終してしまっているが、前回の２作品を含めて、群像劇として一本にした方が相互作用で良かったのではと思えてしまう。ま、多分３つに分けて興行収入も３倍にしたかったというケチ臭さの漂う３作品であった。

また外務省の出向です。
今回は海外日本人棄民？の調査です。

展開はジャンレノの主演映画レオンに近かったけど、レオンは雇い主の地域の有力者も実は悪徳麻薬捜査官の配下で、何処にも逃げ場無くて死に場しか無かったけど。
他に似てるのはカウボーイビバップのスパイクも逃げ場無くて死に場しか無かったけど。

こうがみさんは逃げ延びる場所があったので、今回は見やすかった。でも、、、

でも全部シビュラシステムの手のひらの上で踊らされてる気が、、、。

今回の黒幕敵の武器調達ルートが、
さらなる黒幕です、で終わっちゃいました。

その流れだと全ての黒幕の上に居るのはドローン作ってる日本な気がして仕方ない。シビュラシステムの脳みその一部が造反してがん細胞状態の黒幕、と言う、妄想しました。

今年29本目。

Case.1、Case.2が圧倒的に面白かったので、Case.3は少し破壊力は落ちましたが、面白い作品でした。

歌が好きなんですよね。

OPの凛として時雨で「始まったぞ」って、テンションが上がります。

EDのEGOISTも抜群ですね。

舞台が中国の田舎なので、映像が綺麗でした。

戦闘シーンは見応えありました。