ロンドン、人生はじめます

優柔不断なオバサンと、頑固で偏屈なオジサンのラブロマンス、これ大丈夫か！？と思いながら観ていたけど、全てのモヤモヤを吹っ切ってからのラスト5分が素敵過ぎて。

最後の場所、コッツウォルズかな？こんな綺麗で自然豊かなところで老後過ごせたら最高やな。
めちゃくちゃ素敵な住処を手に入れた2人、最高に自分らしい人生を始めるエンディングが爽やか。

ダイアンキートン扮する未亡人エミリーは、夫を亡くして1年経ち家族や友人ら皆に心配されていた。エミリーは気まぐれに双眼鏡を覗いていたらひとりの男性が目に入った。

夫が亡くなって借金やらいろいろ出て来ると残された者は後始末が大変だ。それに年をとってもときめきは必要だ。

ダイアンキートンは年配ながら魅力的で好きな女優さんなんだよね。こんな人がおせっかいやいてくれたら嬉しいよな。ほのぼのとした良い展開だったよ。

新たな一歩を踏み出すことは出来ても、人は大きくは変われないのかもしれないと思った。
裁判が終わって先のことを考えた時に、ずっと2人ねこの家には暮らせないというエミリー。
偽りの人生といいつつ、合わない世界で騙し騙しやってきた彼女はやっぱりドナルドとは違う人生を歩んできたのだなと思った。

文化的な生活を素敵な家で楽しみつつ適度な田舎暮らしがエミリーの求めているものに思える。
裁判には勝ったけれど結局、大きく人生が変わったドナルド。
彼女のために家を手放す決断が良かったのかどうか、わからない。