マーシャル 法廷を変えた男

解説

アフリカ系アメリカ人として史上初めてアメリカ合衆国最高裁判所の判事に任命された弁護士サーグッド・マーシャルを題材にした伝記映画。「ブラックパンサー」「42 世界を変えた男」のチャドウィック・ボーズマンが主人公となる弁護士マーシャルを演じ、「美女と野獣」「オリエント急行殺人事件」のジョシュ・ギャッド、「あの頃ペニー・レインと」のケイト・ハドソンらが共演。アンドラ・デイとコモンが歌う主題歌「Stand Up For Something」が、第90回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた。1941年の米コネティカット州。黒人運転手が白人女性への強姦と殺人未遂の容疑で逮捕され、全米黒人地位向上協会の弁護士マーシャルが容疑者の弁護を担当することになる。差別主義者の判事から発言権を奪われ、マスコミからも激しいバッシングを受けるなど、マーシャルは次々と困難に直面するが、やがて事件に隠された嘘が明るみになり……。

2017年製作/118分/アメリカ
原題:Marshall

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受賞歴

第90回 アカデミー賞(2018年)

ノミネート

主題歌賞
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映画レビュー

4.5C.ボーズマンの隠れた秀作に接して思うこと

2020年8月31日
PCから投稿

悲しい

知的

去る8月28日に43歳の若さで他界したチャドウィック・ボーズマン。彼にとって本作は、「エクスプレス 負けざる男たち」(08)、「42 世界を変えた男」(13)、「ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」(14)に続いて、実在の人物を演じた作品だ。演じるのはアフリカ系アメリカ人として初めて合衆国最高裁判事に任命されたサーグッド・マーシャルである。しかし、それまでには苦難の道があった。1940年、全米黒人地位向上委員会所属の弁護士として全米各地を行脚していたマーシャルは、コネチカットで起きたレイプ事件の容疑者として収監された黒人運転手を直接弁護することができない。背後に人種差別があるのは明白だ。代わって弁護を担当するのは、どちらかと言えば日和見主義のユダヤ人弁護士、ブリッジポートだ。つまり、マーシャルは法廷で黒子に徹することになる。そこが最大の見どころで、マーシャルの弁護士としての能力と不屈の精神が、最初は頼りなかったブリッジポートに乗り移って、勝ち目のない裁判に勝機が見え始めるプロセスは、法廷劇として、まず秀逸。そして、押し殺した怒りを差別撤廃のために投入していくボーズマンの物静かで精悍な演技は、どんな熱演より説得力を持つのだ。思えば、彼こそ、かつてシドニー・ポワチエが演じた誇り高い黒人俳優のイメージを受け継ぐ逸材だった。それだけに、早すぎた死が悼まれる。そんなボーズマンの隠れた秀作に接して、その思いを強くした。

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清藤秀人

0.5『男は男、女は女。』

2022年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

2.5タイトルなし

2020年10月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

5.0本当の正義。

2020年5月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人種差別が激しかった時代の黒人擁護の弁護士の実話です。

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April
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