劇場公開日 2018年4月21日

  • 予告編を見る

タクシー運転手 約束は海を越えてのレビュー・感想・評価

全157件中、1~20件目を表示

3.5Indie Thriller of a Lesser Known Asian History Flashpoint

2020年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

As an Asian Studies major, and having lived in South Korea for some months, I had only a couple people mention the coud d'etat that happened in the 1980's. It's interesting to see this subject covered in a mainstream Korean film here--a civic duty hero's tale--when there's a worldwide trend for films on state affairs to fall in line to nationalistic bravado. Has a few plot holes.

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Dan Knighton

4.0軍事政権と衝突する光州へと独記者を送迎したタクシー運転手

2024年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

歴史に埋もれたひとりの英雄。
タクシー運転手のキム(ソン・ガンホ)と、ドイツ人記者ピーター
(トーマス・クレッチマン)の
《光州取材》に命懸けで検問を越え死線を超えた友情を描いた
実話ベースの映画でした。
ソン・ガンホが妻を亡くして11歳の娘を育てる
優しい父親を演じています。
ラストで思ったことですが、娘を一人にしたくないなら、
光州から一人でサッサと変えるべきですよね。
美談の主と名乗らなかったのもある意味で家族の身の安全を優先しての
事だと思います。

それにしても韓国の歴史的に民主化への布石となった《光州事件》
1980年。
韓国は軍事政権でした。
《光州事件》の背景には後の大統領になる金大中氏の思想と深く関わりが
ありました。
光州事件の直前に軍事政権に刃向かい民主化運動をする金大中氏などが
逮捕される。
金大中氏の生まれ故郷に近い光州では、金氏を支持する人民が多く、
金氏の釈放を求める運動が大きく膨らみ暴動化するのです。
それに対して警察や軍隊が出動して、人民に銃弾を向ける。
公式発表では死者44人とありますが、実際にはその
20倍の犠牲者が出たそうです。

ソウルの個人タクシーが外国人を乗せて検問をくぐるのは、スリルがあり、
とてもハラハラしました。
特に帰り道です。
なんとか検問を通った途端、
「外国人は通すな!!」と軍のジープが何台も追いかけてきます。
そこへなんと応援のタクシー仲間の車が加勢に来るのです。
このカーチェイスは凄かったですね。
ジープに体当たりするタクシー。
横っ腹に突っ込むジープ。
そんなこんなでソウルにやっと到着。
ピーターを早く日本に帰す事。
そして肝心の撮影したフィルムをいかにして持ち込むか?
クッキー缶の下の段に隠すのです。
ピーターの脱出も危機一髪。
世界に《光州事件》の実際が報道されたのです。
ソン・ガンホの親しみやすさと映画のエンタメ性もあり、
とても良い作品でした。

コメントする 4件)
共感した! 25件)
琥珀糖

4.5とてもいい実話

2023年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

興奮

タクシー運転手の涙の結晶でした。最後の総力戦は感動でした。
ドイツ人記者とは最期まで再会を果たさなかったんですね。少し残念。
それも涙誘ういい話しでしたが。

JCOMより

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ノブ様

3.5韓国映画

2023年9月2日
iPhoneアプリから投稿

泣ける。韓国映画はよく泣ける。
でも内容はそこまで目新しくないし深くないかな。
でも泣けて温かい。そして悲しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
れもん

3.0考友情

2023年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DVDのパッケージでしょうか、ソン・ガンホさんの満面の笑顔からほんわかした映画なのかなと思いきや、とんでもなかったです(汗;)。1980年にあった光州事件を基にした実話は、想像を絶する激しいものでした。命懸けで自由を、人間の尊厳を守ろうとする若者たちの姿は、最近もニュースになっていた34年前の6月、中国であった天安門事件を想起させるものでした。何度も何度も繰り返される悲劇に、いたたまれない気持ちになりました。対立し、反発していた主人公たちが深い絆で結ばれていくところが見所で、本物の友情について考えさせられました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
赤ヒゲ

4.0政治的な風刺だけではない

2022年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

呑気な人情タクシーロードムービー。
かと思いきや、全然違いました。
政治的なアプローチを全開にした作品です。
何も事情の知らないタクシードライバーの目を通して、混沌とした光州の実情を写していく。
どこの国でも通ったでろう軍事政権による弾圧や、民主化運動下での政府の蛮行。そんな時代に芽生えたほのかな友情を描いた作品。
これが中々に巧み。そして作りがいやらしくない。
マンソプの役所もありどこかコミカルで、かつそのギャプでよりシニカルな描れていました。
そしてこの物語が実話であったこ事を最後気付かさられます。
最後に出る本人からのメッセージ、もし目にしたら涙せずにいられないでしょうね。
そう思うと、政治的な風刺だけでなく、とても暖かい作品でもありした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
白波

5.0なるほど。おもしろい。

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

これはおもしろい!
とはいえ、なんか作りすぎてるのを感じるのは何故だろう?
光州事件。覚えています。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
M

3.5靴をはかせる

2022年9月23日
iPhoneアプリから投稿

よく似てるのに近くて遠い韓国の街。情報は伝わりやすくなったはずなのに、事実を理解する視点が変わってしまったことを改めて感じます。ソンガンホだとしっかり深みが出る。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Ironout22

4.0ヘイ!タクシー‼︎

2022年9月15日
iPhoneアプリから投稿

最初はほのぼのロードムービーかと思って油断してたら、韓国の歴史を知らずに観てみたらまさかの市民と国の争いが同国内で起こってる内戦に巻き込まれるなんて(*_*)
多分、運ちゃんと同じように光州市以外の人たちは自国の事なのに国に情報操作されて他人事にみたいに思ってた人もいたかも知れないなぁ…

ジャーナリスト魂と運転手の人情と市民の希望に向けて戦う姿が心に響きました。。。

完全に和名タイトルと写真に騙されたわ!
でも他のタイトルで争いを醸し出したやつだったら見なかったかもなぁ(/ _ ; )

コメントする 1件)
共感した! 4件)
KTM

4.0期待を裏切るよさ、

2022年8月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

うん、序盤は、検問など越えるとこあたりまではゆるいかんじでほのぼのとさえしてたけど、中盤からは「ホントにこんなことが起きてたのか」という展開。

思ってたのとはまるで違う、すごい展開、ストーリーだった。

当時の、発砲なり暴力なりをやってる軍やら警官らもなんの良心もなくやってたんだろうか。

丸腰の市民をなんでそこまで。。。
終盤には普通のタクシーなのに撃たれたり、カーチェイスまでやったり。
演出なのかホントにあった事実なのか、実話ならそのシーンも事実なのか、それにしてもひどい。

そして、さらには韓国(軍部)で隠そうとしてたことを、同じ韓国で映画化したこの作品が、よく制作され公開されたな、と、それにも驚く。
国も変わろうとすれば変われるんだな。

なんにせよ、いつの世も、どこの地域でも、自由、民主化を求める市民の気持ち、熱意は、理不尽な軍や警察に「弾圧」されるんだな、と。
そういう国は典型的な後進国で、それが世界に広まると結局は自分たちが不利になるのに、そういう基本的なことに気付かない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
けい

4.0凄い映画だ。こんなことが起きていたんだ。

2022年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1980年代のお隣の国韓国で起きた光州事件を基にした実話が、ベースになっている映画。
実際に起きた光州事件を再現した映画。
作り物とは思えないリアリティーには、すごいと言うしかない。
制作費用に相当かかったんじゃないかと思われる。
2日間着て、暴行を受けたにしては、着衣が綺麗なのは、いささか不自然だったが。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
チーズパパ

5.0真実の報道の大切さ!

2021年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」

以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
==============
宣伝ポスターもライトだし、最初は軽い人情喜劇っぽく始まるけど
だんだん、とんでもない状態になって行きます。

久しぶりにソン・ガンホをちゃんと観た!!良かった!!
ごく普通の小市民で日々を暮らすのが精一杯の
政治にそれほど興味も無いタクシー運転者が、
真実を目の当たりにして初めて事の重要性に気付き
迷いに迷って、ありったけの勇気を振り絞って
行動を始める姿に泣けるわ〜〜

うまいな〜〜流石にソン・ガンホ!!

光州の町の気のいいタクシー運転者仲間や
さえない学生達も、何?そこらへんの兄ちゃん?
と思えるほど普通の顔の役者さん。
全然イケメンは出てこない〜
だからこそ、余計にこの事件の悲惨さが際立ちます!

自分たちを守るはずの銃口がいきなりこっちに向く!!
本当に恐ろしい〜

歴史的な出来事はみんなズッと遠い昔の話で、
光州事件?ああなんか聞いたことあるな〜と言う程度だった。
だけど事件の起こった年が1980年5月
なんだよ!私もう生まれてるじゃん!

こんな恐ろしい事がすぐ隣の国でつい数十年前に起きてたなんて!!
結構な衝撃です!!

で、月に8本ほど映画館で映画を見る中途半端な映画好きとしては

解説のページにも書かれている通り
これは実際にあった、タクシー運転手と外国人記者の
命がけの取材と逃亡のドラマ。
町山智弘氏によれば一つ大きなフィクションが入ってるそうですが、
そこがどこか?みたいな詮索は野暮だと思います。

この映画では、韓国で起こったことの恐ろしさと
やはり、人間は権力や武力では押さえつけることはできない!
権力や武力で押さえつけようとすると必ずそれに反対する力が
たとえ弱い民衆であっても、
湧き上がってくる!と言う事に感動します。

それと「ペンタゴンペーパーズ 最高機密文書」も同じだけど
真実を正しく報道することの大切さ、
人々は報道によっていかようにも踊らされてしまうと言う
危うさも同時に感じて欲しいです。

戦争映画や銃撃戦の映画は多々有れど
べトナムとか遠い宇宙のどこかみたいな場所と違って
日本の普通の地方都市の街並みによく似た光州の街、
普通に毎日暮らしてるその場所に弾丸が飛び交う恐ろしさ!
殺戮される人々の容赦ない描写は流石に韓国映画!!

唸ってしまいました〜〜

@もういちど観るなら?
「事実を忘れないために数年後にリバイバルで映画館で!」

コメントする (0件)
共感した! 4件)
星のナターシャnova

3.0実話を元に

2021年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ストーリーの先入観なしにみた映画
コメディタッチなのかと思っていたら、なんの、なんの。
民主化運動を報道できるかどうかのスリル満点だった。
実話を元しているそうでそのタクシー運転手が名乗り出なかったのが 残念だけど、やっぱりそうきたかと
思わず唸ってしまうラストだった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
千恵蔵

3.5光州事件

2021年10月17日
PCから投稿

もうすこし古い方の映画を見ていたのですこし物足りなさを感じてしまいましたが
総じてまとまっていてよかったなと
なにより、人情や暖かさにフォーカスされて描かれていたので刺さる表現だったなと思いました。

過去作とは視点も異なるので、より光州事件についてしれてよかったなと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
asa89

5.0テープの隠し方は賄賂方式

2021年10月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

一人娘の父親であり、家賃のためにソウルでタクシー運転手をしているキム・マンソプは、ある日「とある外国人を通行禁止時間までに光州に連れていけば10万ウォンが手に入る」という話を聞く。
彼はわけもわからないままその外国人を乗せ、大金をのためと光州に車を走らせた。

1980年に韓国光州で実際に起きた、光州事件にまつわる実話をもとにした映画。
タイトルやポスター、前半のゆるさからは想像のできない壮絶な光州事件の全貌。
陽気なマンソプ父ちゃんにイラつき、そして泣かされる。
光州事件については名前くらいしか聞いたことがなかったけれど、映画を見る限り軍がいかに残忍な手口で市民を弾圧していたかが分かる。
香港やミャンマーで起きているような事、どの国もこういう歴史を経てきたんだなと。
先日観た『MINAMATA』もそうだったけれど、フタをされ隠された真実を世界に発信しようとするジャーナリズムの話。
アカ、暴徒、反社会勢力と一括りにされ、外から彼らのことを知ることはできない。
いざその土地に降り立てば、彼らは温かくもてなし向かい入れてくれる。
暴徒なのは政府や軍の方ではないか。
言葉が通じなくても、ぶつかり合って繋がって。
国が違っても言葉が違っても人種が違っても。
もう一度あなたに会いたい。

緑のタクシーに黄色い服のマンソプ。
タクシー運転手たちのヒーロー映画でもあった。
まさかパトカーよりもタクシーがカッコいいなんて!
緑のタクシーを存分に使った救助シーンやカーアクションはハラハラドキドキ、さらにウルウル。
検問にしろ空港にしろ結構セキュリティはガバガバで、そこは「本当か?」と疑ってしまったが、とりあえず検問の兄ちゃんには感謝。

決してこの負の歴史を忘れてはならないけれど、最後には温かい気持ちになれる。
ソン・ガンホ演じるキム・マンソプが最高だった。
韓国映画よ、一体どこまで面白いんだ?

コメントする (0件)
共感した! 6件)
唐揚げ

5.0本当の意味での傑作

2021年9月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

多くの評が出ているが、もう何も読まずともこの映画はただ見るだけでいい。作品も極めてしっかり作られていて妥協がない。とにかくこれほどまで人間が見事に描かれている作品を他に知らない。細かい分析や評論はここでは必要ない。ただひたすら一人でも多くの方がこの作品を見ることを期待するのみです。この作品はあなたを裏切らない‼️

コメントする (0件)
共感した! 0件)
mark108hello

3.0最後に残された嘘がよかった

2021年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

貧乏で甲斐性なしのダメ親父が、
可愛い娘のために強大な敵と戦いながら勇敢なパパへ変貌を遂げる、という
定型フォーマットで描かれた史実ベースの作品

「新感染 ファイナル・エクスプレス」もそうだったけど、
このダメ親父のヒーロー化フォーマットは
所謂テッパンでハズレなしの印象があって、
本作もやっぱり乾坤一擲シーン満載で十分に楽しめた。
ノンポリのダメ親父がいつも間にか
危険な革命分子という真っ赤なレッテルを貼られて
死にかけるという理不尽に屈せずに
スーパーヒーローに成り上がる様は
最上のカタルシスを得られたと思う
ヒーローなのにそれを顕示することなく、
最後の嘘がとても粋で、良い余韻を与えてくれた

光州事件という史実をベースにしているんだけど、
切り取りに偏りがあって、
物語の都度上どうしても軍政=巨悪、市民=正義という構成になっていた
市民が武器庫を襲って武装して兵士を銃殺した史実は
作品から除外されてたのは仕方がないところ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
伊助

3.5ソンガンホよく見かける

2021年8月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2021年8月27日

韓国の民主化の話は教科書で少し触れる程度で、あまり知りませんでした。

映画の前半はテンポが少し退屈でしたが、だんだんよくなっていきました。

いつの時代も大きな時代の転換点では若者の血が流れてします。
これはどこの国でも同じなのでしょうか。。。
映画としては見応えがありましたが、未来ある若者のが失われたことは悲しいです。

ソンガンホはパラサイトで初めて観てから、韓国映画ではちょくちょく見かけますね。
日本人の私でも知ってるくらいだから、かなりの人気俳優なんでしょう。
演技もさることながら、豊川悦司と重なる胡散臭さもあり、個人的に好きです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ちん

4.0感動作

2021年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

韓国という国が負っているこのような苦しみの歴史に隣国としてもっと目を向けるべきと感じる。ソン・ガンホ名演。
家庭で出される料理にはやはりキムチが欠かせない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
桑畑五十郎

4.0報道は事実を正確に伝えられていないことがある

2021年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

興奮

難しい

韓国・光州で起きた実話をもとにしている。
残念だけど、いつの時代にもどこかで争いや内乱はあるんだろう。
しかし、報道は事実を正確に伝えられていないことがある。
国境を超えてジャーナリストとしてそれを伝えたドイツ人記者ピーターと、タクシー運転手として彼を運んだ、二人の実話には、二人の熱い友情と、韓国人の人情が感じられる。
この精神を、現在の国際社会にも倣って欲しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
かずじー