あいあい傘

劇場公開日:

あいあい傘

解説

俳優で脚本家の宅間孝行が2007年、当時主宰していた劇団「東京セレソンデラックス」で上演し、生き別れた娘と父の再会を描いた同名舞台劇を、自身の監督・脚本で映画化。25年前に姿を消した父の六郎をようやく捜し出した高島さつきは、父を連れて帰るつもりで小さな田舎町へやって来た。しかし、町を散策していく中で、六郎が苗字を変え、知らない家族と新しい生活を築きあげていたことが明らかになる。さつきは意を決し、父の新しい家族に会いに行こうとする。さつき役を倉科カナ、六郎役を立川談春、六郎の新しい妻役を原田知世、六郎を知るテキ屋役を市原隼人が演じる。

2018年製作/116分/G/日本
配給:S・D・P
劇場公開日:2018年10月26日

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(C)2018映画「あいあい傘」製作委員会

映画レビュー

3.5舞台と映画の面白さは違う

2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

というのは当然で、演劇の演出家も映画監督も十分承知のはずだが、「人気舞台の映画化」と謳われる作品を観ると、この台詞や演技は舞台では受けても映画で観ると微妙…という場面に遭遇して失望することが時々ある。例えば序盤、テキ屋カップルが「ウンコを拭いた手を人の服で拭くな」「ウンコを拭いたとなぜわかった」と、大声でしつこく繰り返す。飲食店の中で。舞台なら虚構の空間であることを観客が了解しているのでコント的な笑いも許容されるが、基本リアルな世界観の映画では正直つらい。この2人はDQNと揶揄されるような層かと思ってしまう(もちろん設定的にはそうではない)。

キャスティングも明暗分かれた。倉科カナも立川談春もキャラクターに説得力がなかった。原田知世、市原隼人、入山杏奈はうまくはまっていた。あとワンシーンワンカットにこだわったらしいが、演劇っぼさを強調するだけで表情を見せるのにはマイナスだった。

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高森 郁哉

3.0六郎が幸せに暮らしていることに対して怒って、居酒屋でムカツク連呼の...

2021年12月10日
スマートフォンから投稿

六郎が幸せに暮らしていることに対して怒って、居酒屋でムカツク連呼の場面にひく。こんなに恨み続けられるものなのか。「可愛そうな生活してるだろうから連れて帰ってあげよう」とか思ってたら、実際きてみたら幸せそうでムカツクとか。ここが主人公の性格としてどうなのか。
全体的にまどろっこしい部分多い。
オープニングとラストの無声パートで理解せよということなのだろうけど。トミーズ雅のとこは全部説明してるし。
麻衣子のエピソードほとんど不要じゃないか。

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collectible

4.0ひさびさに泣いた。

2020年11月30日
Androidアプリから投稿

泣ける

楽しい

幸せ

倉科カナのファンで見た。予告を見ていたので倉科カナが父を探しに来る話とは知っていたが、最初の序盤は倉科カナが、父を探す展開にすぐ、つながらず、市原隼人との関係や市原隼人の友達や知り合いの原田知世と立川談春の家族の話が、とびとびで出てきて落ち着かず、よくわからない展開だった。序盤もうちょい、ダラダラせずに行ってほしい感じはした。

途中、市原隼人の女友達が倉科カナを呼び出し、市原隼人を傷つけないでほしいと頼むところから、倉科カナの父が談春だという事がやっと発覚。市原隼人を利用していた倉科カナも確かにあまり感じよくなかった。彼女も言われて気づくから良かったのだけど。

そのあと、自分たち家族は苦労してきたのに、談春がのうのうと新しい家族と幸せに暮らしているのが、許せないと、居酒屋で、倉科カナが感情をあらわにして怒るシーンがあり、このあとどんな展開になるのかと観ていた。

ここから談春と倉科カナが合うまでが、かなりもったいつける。少しイライラさえして、早く会わせたい心境になった。

ラストシーン手前、談春が東の空に毎日祈っているのを見た倉科カナが父は自分達のことをひとときも忘れていなかったんだと悟る。少しここでジーンとしはじめた。

父親との対面はまたその最後の最後、ラストシーンだった。すごく見ていてこんなにハラハラする感じの映画はなかなかない。もったいつけたゆえかもしれないが。
父親の側に、原田知世が置いてくれていた自分が書いた手紙が置かれていて、それを倉科カナが見て涙するシーンを見て、私も泣いた。また倉科カナがお父さんとすぐに呼べないで、普通に談春と話す。しかし、最終的になんとなく談春が気づき、やっと親子の対面になる。倉科カナが談春の肩をもみ、確か??元気でいてくださいみたいに言ったシーンでまたマックスに泣いた。

倉科カナは談春を連れては帰らず、ここで幸せでいてほしいと伝える。倉科カナが葛藤を乗り越え、たどりついた結論だった。

市原隼人は好演でした。男前であった。
倉科カナが好きだったけど、途中から、恋愛感情抜きに真剣に倉科カナを思い、
相談に乗りはじめる。

最後にむかしに実はあっていたという回想シーンがでて映画は終わる。市原隼人と倉科カナに縁があればいいのにと思う終わり方だった。
父との対面シーンもっと言葉を交わして欲しい気持ちもしたが、逆にないのが、いいのかな。倉科カナがいいたいことを我慢したから、余計泣けたかな。気持ちはお互いが以心伝心だったかな。
親子関係の映画は涙腺がゆるみます。
総合的にはなかなか良い映画でした。
また立川談春の演技はクセがあり、自分はあまり正直好きではない。演技にだるい感じが漂うんですよね。でも、まあまあの演技だったでしょうか。父親役が別の人なら、さらに伝わったかも。
原田知世も、じんわりとくる良い演技してましたね。良かったです。

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れいすけ(休眠中)

3.0談春初主演期待したが...

2020年5月6日
iPhoneアプリから投稿

談春がどうのこうのより映画作品として演出に難あり。というか舞台の脚本をそのまま使用しているのではないのでしょうか。テキ屋二人(やべきょうすけ、高橋メアリージュン)がうるさく、このような端役にセルフが多いのも舞台ならではなのかな。談春も下町ロケットの殿山課長がはまり役だったが主役はまだまだじゃないですかね。倉科カナは三月のライオン以来お目にかかりますが良かったです。
東京セレソンデラックスの舞台が元になった映画だったら口づけの方が断然いいです。

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トシくん
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