劇場公開日 2018年1月12日

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「オープニングのアクションは見ごたえあり」ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! ぐうたらさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0オープニングのアクションは見ごたえあり

2018年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

無駄口ばっかり叩いている彼らが精鋭部隊の“シールズ”だなんて冗談もいいとこだが、こんな荒唐無稽な設定がまかり通るのがベッソン製作アクションの良さなのだろう。むしろ特攻野郎Aチームのようなノリでブチかます破天荒なやつらなのだと理解すれば後は早い。白眉なのはオープニング。戦車まで持ち出して豪快なアクションを繰り広げる様はスクリーンで一見する価値はある。もちろん、上官役のJ・K・シモンズもそんな彼らを叱責する役回りとしてきっちりと仕事をこなす。この安定ぶりはいつも通り。

リュック・ベッソン製作、原案、脚本だけあって、今回も純然たるエンタメ路線。後半になってどんなアクションが飛び出すのかと思いきや、まさかの潜水宝探し映画へと針が振り切れるところは賛否が思い切り分かれるだろうが、あえてベッソンの出世作『グラン・ブルー』へのセルフパロディなのだと解釈しておけば、すんなりと飲み込むことができるはずだ。

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牛津厚信