そろそろ音楽をやめようと思う

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そろそろ音楽をやめようと思う

解説

音楽の夢を追い続けるも厳しい現実を前に揺れ動く男の姿を、これが初監督作となる小野親一監督が描いたインディーズ映画。主演は、ロックミュージシャンのダイナマイト☆ナオキ。多数の映画やドラマで名バイプレイヤーとして活躍する田中要次も出演。プロのミュージシャンになることを夢見て、アルバイトを続けながらライブ活動に励む健一。妻の明子もそんな夫を支え続けてきたが、一向に芽の出ないまま40代に突入し、近頃はあきらめムードが漂っていた。そんなある日、健一は元音楽仲間から「自分の会社で正社員として働かないか?」という誘いを受ける。悩んだ末に妻や自分のためと言い聞かせ、ギターを売って音楽を辞める決意をした健一だったが、そこから事態は思いがけない方向へと進み始め……。

2017年製作/90分/日本
配給:Onoway Film、GABIGABI Movie
劇場公開日:2021年5月22日

その他の公開日:2017年11月11日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0魂が伝わる一本ですね。

2021年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

評点が高かったので急遽鑑賞です。
最終日に滑り込みでした。
結果、観てよかったです。

粗いです。色々と、様々な点が粗いです。
比べちゃいけないとわかりつつ
専門学校の学生が撮った映画のほうが
作品として綺麗に仕上がっているものも
あります。光沢を感じるのではないでしょうか?

その光沢を作り出すのは
使っている機材や技術、知識なのでしょうね。
そうなのだろうと思います
「磨き方=学べること、身につけられること」
じゃないですかね?

しかし、磨く前には
<芯を創り、形を創ること>が必要ですよね。

これは何を伝えたいか?表現したいのか?の
「想い(信念?)」がどれだけ明確になっているか?
伝えたい「情熱」がいかほどか?
これによって創れるかどうか?が決まるのでは
ないでしょうか?

本作を包む空気感と熱量はなんなんだろう?
と考えたとき、あぁそれなのかな?って思いました。
監督自身もバンドマンだったとのこと、出演されてる
方の多くが同じ環境であり、ありのままで演じている。
故に、皆さんが持っている持ち続けている想い、情熱が
そのまま映像に映し出されているのだと。
発するセリフ一つ一つにあらわれているのだと。

アフタートークでの主演のダイナマイト☆ナオキさんは
自分のCDがネットで300円でも売れない現実を自虐的に受け入れ
ながらもロックスターになることを信じて疑ってませんでした。
そんなブレない強い信念、情熱が本作を貫いていると思いました。

技術や知識で作られる光沢はないかもしれません。
しかしその不恰好かもしれない形に大きな魅力を感じる作品と
なったのは出演者たちが持っている信念、情熱を余すところなく
表現できたからではないでしょうか?
故に、本作のキャスティングは大成功で演出も素晴らしく良いもの
になったのだと思います。

ストーリーはシンプルかつ「よく出来た」話ではありますが
この信念と情熱の上だからこそ作品として成り立つ話です。
クライマックスはグッときましたよ。

インディーズ映画で現在はどこでも上映していないことが
残念な作品です。

秀作です。

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バリカタ

2.5これぞ、インディーズ!

2021年5月27日
Androidアプリから投稿

冒頭から終わりまで、これぞ、インディーズ!
映像の質感、音質、音楽、演技、ストーリー、すべてにインディーズ感が貫かれ、決して売れる可能性のないミュージシャン模様を、これでもかと演出します!
曲もつまんねえ、飲み方もつまんねぇ、夫婦生活もつまんねぇ、しかし、最後は「音楽やめらんねぇ」という結論に達し、夫婦の絆を確かめあい、エンディングへと思いきや、まだ終わらず、そしてエンディングへ…。
終わったと思ったら、ミュージックビデオ!
フレー!フレー!トウキョウ!
インディーズ最高!早く観ないと終わっちゃうぞ!

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caduceus

4.0地味ながら…

2017年11月16日
スマートフォンから投稿

泣ける

心に残る映画だった。
登場人物全員に共通する優しさ、音楽で成功するにはあまりに生温いが…
だからこそ心をうつ歌が生まれるのかもしれないとも感じた。
バーのマスターが歌うところは少し泣けた。

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タケ

3.5想像通りの展開でほっこり

2017年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

上映館のリストにはありませんが、新宿のミニシアター、at THEATREで観ました。

予告編を裏切ることのない内容。
部分的にちぐはぐなところもありますけど、あの映画の中でのリアルかも。
手作り感溢れるところが、鑑賞者の評価の分かれ目か。

ダイナマイト☆ナオキ、思った以上にいい役者でした。

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こまち

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