劇場公開日 2018年2月23日

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「女はやっぱり。。。」The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0女はやっぱり。。。

2018年3月14日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

クリント・イーストウッド主演の「白い肌の異常な夜」(ドン・シーゲル監督)と同じ原作の再映画化。

ドン・シーゲルが手がけた作品をソフィア・コッポラが撮るというのは、もはや事件といってもいい。
ソフィア・コッポラも撮るごとに作風が変化する幅広い映画作家である。「マリー・アントワネット」を撮ったときも驚いた。

南北戦争の渦中に取り残されたような学校。教師、生徒あわせて7人が暮らしている。そこに北軍のマクバーニー伍長(コリン・ファレル)がケガをした状態で発見され保護される。

マクバーニーの真意がまったくわからないまま、物語は進行していく。

コリン・ファレルには怪しい、妖しいオーラがつきまとっていて、それが実に効果的である。
それに対抗するように、ニコール・キッドマンがある決断を下すシーンは鬼気迫るものがあった。

暗めの画面に学校の面々の白い衣装が映える画面設計には、やはり、ソフィア・コッポラの非凡さがみてとれる。

これでジャンル・ムービーもOKになったからには、次は何を見せてくれるか楽しみである。

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mg599