劇場公開日 2017年7月1日

  • 予告編を見る

「地球侵略とアフリカの組み合わせには新鮮味を感じる」リヴォルト ぐうたらさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0地球侵略とアフリカの組み合わせには新鮮味を感じる

2017年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アフリカの大地に降り立った、おびただしい量のロボット軍団。彼らは何者なのか、そして何の目的で侵略を開始したのか・・・。表向きのプロットはスピルバーグの『宇宙戦争』と似ていて、謎の光を浴びると煙のように人が消滅していくプロセスなども既視感が強い。もっともそれをNYやLAなどでなく、アフリカで炸裂させたところに他とは一線を画したビジュアルの妙がある。大都市はすでに破壊され尽くし、今ではもうここしか残っていないというローカリズム的な発想も面白い。その上、『ザ・フォール/落下の王国』の主演や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の悪役で知られるリー・ペイスも彼らしい存在感を発揮。ただし、VFX描写のレベルは低いし、物語の展開力も息切れ。予算が尽きて、いろんなところで諦めが生じたのかな、と。世界に先駆けての日本公開の理由は推して知るべしだが、闇鍋感覚でレンタルする分には程々に楽しめるレベルかなと。

コメントする
牛津厚信