身体を売ったらサヨウナラ

劇場公開日:

身体を売ったらサヨウナラ

解説

元新聞記者で、AV女優だった過去を暴露された実体験を赤裸々に綴った社会学者・鈴木涼美の同名著書を「下衆の愛」「獣道」の内田英治監督のメガホンにより映画化。有名大学から東大大学院修士課程を経て、某経済新聞社で記者を務め、いわゆるエリートコースを歩んでいた鈴木リョウコには大学在学中にAVに出演したという過去があった。間違いなく幸せな昼の世界の生活だけでは退屈な彼女は、友人たちや権力と金力を持つ彼氏らとホスト通いに明け暮れ、昼と夜の世界で矛盾する日々を送っていた。心の拠りどころを求めるつづけ、「女の身体は何度でも売れる」とつぶやきながら幸せになりたいと願う1人の女性のドラマが、AV女優、AV監督、スカウトマンらのインタビュー映像を交えて描かれる。主人公リョウコ役を「恋の渦」の柴田千紘が演じ、小西キス、久保田悠来、内田慈、品川祐らが脇を固める。

2017年製作/88分/R15+/日本
配給:エクセレントフィルムズ
劇場公開日:2017年7月1日

スタッフ・キャスト

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(C)2017 東映ビデオ/エクセレントフィルムズ

映画レビュー

2.0度々ある、名言。でも

2018年11月13日
iPhoneアプリから投稿

映画の中に、度々心に刺さる言葉があります
しかしながら、それは遠い昔のこと。

共感できる人も少なくて
共感できる時間も少なくて

わかる人にはわかって
わからない人には一生わからない
特に男性には全く理解できない言葉ばかりだと思う。

若いとき、帰りたくなくて、誰かに会いたくて
ひたすら誰かに電話をかけて
行き場のないときこそ、女の値打ちは決まる
これはかなり響きました。

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Ayaka

2.5タイトルからすればエロ映画だが?

2017年10月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

それが目的なら拍子抜け 当の主人公は脱がず絡まず通常の地上波でやってるレベルの作品もっと劇場まで行って1800円払って観るならもう少しストーリーがあっても良いはず!!!?!

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ゆたぼー

3.0村上龍的アプローチ

2017年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 1件)
いぱねま

2.5‪1日の仕事終わりに、「さて何を観ようか?」‬ ‪色々と映画館の上...

2017年7月13日
iPhoneアプリから投稿

‪1日の仕事終わりに、「さて何を観ようか?」‬
‪色々と映画館の上映スケジュールを吟味していると、ある作品の題名に目が行った。

『身体を売ったらサヨウナラ』

‪スタッフ・キャストを見ると。お?昨年『下衆の愛』を観て感銘を受けた、内田英治監督作品じゃないか!‬
‪主演らしき女優さんは、評判を浴びた『恋の渦』とゆう作品は未見なので、よくは分からないけれどかなりの美形。‬
‪園子温お気に入りの冨手ちゃんも出演している。‬
‪それより何よりも、『下衆の愛』の汚れ役で、素晴らしいビッチ振りを演じていた内田慈が出ているじゃないか!(その後に公開された『14の夜』も素晴らしかった)‬
‪正直言って、これが鑑賞する決め手になったと言ってよい。‬

‪一応はある程度の知識として、原作者のツイッターを覗きどんな考え方の人か?を少しだけ予習する。‬
‪ツイートしていたコメントで、「よく名前を間違えられる」‬
‪「おそらく涼木もも香と勘違いされているかも?」‬

‪…らしきツイートが有ったのだが。‬

‪「その方が勘違いかも…ね!」とだけ…‬
‪あ?名前ね。名前だけね。…ん、ん、ん、…………。無いわ(キッパリ)‬

‪さてさて、いきなり脱線しました。‬
‪ここからが本番…いや、いくらAV業界の話だからって、わざとキーワード的に使った訳では無く。あくまでも、これからレビューします…って意味ね(汗)‬

‪映画の主人公は原作者本人で間違い無いだろう。‬

‪¨純粋なモノは壊したくなる”‬

‪これは自身の独白によって物語は進んで行く中で語られる言葉の1つ。‬
‪但しそんな主人公の姿だけど、おそらく殆どの人達からは受け入れ難いのではないか…と、少しばかりだが感じた次第。‬
‪それは、極めて冷静に自分自身を分析している様に思われるからで。その高飛車な性格と共に、先に書き込んだ言葉で分かる通り。意識しているのか?は本人のみぞ知るところだが、自分と他人を絶えず見比べているところが見受けられる。‬
‪他人を見下しては悦になる性格と言えば良いか。‬

‪そんな主人公では有ったのだが、曰く。‬

‪¨歯車が狂い始めた”‬

‪との思いから、段々と転落して行く事となる。‬

‪映画はAV業界に居る人達のインタビュー映像が何回か挟まる。‬

昔はAV女優をしている事は、世間に対して知られてはいけないモノ。何となく【悪】とまでは言わなくとも、踏み込んでしまってはならない…とゆう感覚だった。
それが昨今では、若い女の子達が進んでヌードになり。且つ、あっけらかんと本番までやってしまう現在。
かなりの女の子達が「有名になりたい。」「今にしか出来ない事だから!」と積極的にパブリシティに登場する。
いわゆるSNS時代を自由に駆け抜けていく、【承認欲求】の最高峰とでも言えばよいだろうか?

しかしそんな彼女達では有っても。やはり世間に顔を晒すとゆうリスクは、やはり並大抵の事では無いのをいずれは知る事となる。

AV女優=身体を売っている。‬

‪映画に於けるインタビュー映像では、そんな世間のイメージは完全に間違ってますよ!みんな極々普通の女の子達なんですよ!…と。‬
‪それは分かる。良く分かる。分かっているのだが…。‬
‪肝心の映画の主人公自体が、最終的に自身の転落を、まるで「ま!いっか!」…とでも言うかの様に、当たり前に受け入れてしまっている事で、それらのインタビュー映像があまり意味を無さなくなってしまっている様に感じてしまったのも事実。‬

‪『下衆の愛』が素晴らしかった内田監督だが、今回は役者の演技力の問題なのか?時折、「これって安っぽいAVのドラマの再現を狙っているのか?」…と、穿ってしまう程の場面が多かったのが残念。‬
‪特に役者の力不足は明らかで、男性陣はちょっと酷かった。僅かにスカウトマンの彼だけは良かったのだが。‬
‪流石に『下衆の愛』での渋川清彦に匹敵する存在感の有る役者は、そうやすやすとは居ないわなあ〜。‬
‪しかしそんな中に有って、内田慈だけはやはり素晴らしい。登場場面は少ないのに、見事に圧倒的な存在感で画面を占拠するのだから。‬

‪(2017年7月10日 K`S cinéma)‬

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