「悲劇の中の一筋の光」ローズの秘密の頁(ページ) やべっちさんの映画レビュー(感想・評価)
悲劇の中の一筋の光
ドラゴンタトゥーの女で衝撃を受けて以来、私にとって顔があまりにタイプすぎる、ルー二ーマーラ。出てる映画はこれまで全て鑑賞してきました。
こちらの作品は、精神病院に50年入ってる老女の回想録がテーマです。ある程度悲惨な内容は予想していましたが、それでも予想をはるかに超えてくるような悲惨さが描かれており、鑑賞中はとにかく胸をえぐられます。
描かれるヒロインの辛い気持ちを考える度に辛くて泣ける本作ですが、ルー二ーマーラに同調していけばしていくほど、迎えるこの映画のエンディング(ラスト10分くらい)は、あまりに味わい深く、私は涙が止まらなくて仕方ありませんでした。魅せ方がうますぎる。
映画館、男一人鑑賞なので、泣くのは恥ずかしいと思って唇を噛んだりしてみても、せめて声を出さないのが関の山で、エンドロール中泣けて仕方なかったです。
振り返れば、特別斬新だとかそんなわけではないのですが、映画を感情的に楽しみたい方、恋愛映画に抵抗ない方には、たまらないであろう本作、上映館が少なすぎるのが残念すぎる名作です。
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