米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー

劇場公開日:

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー

解説

アメリカ占領下にあった戦後の沖縄で、米軍の圧政と戦った1人の男の生き様を描いたドキュメンタリー。沖縄の民衆に支えられ、那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた政治家・瀬長亀次郎。米軍統治下の沖縄で弾圧を恐れず米軍に対して「NO」と叫びつづけ、演説会では毎回何万人もの人びとを集め、そして聴衆を熱狂させた。瀬長亀次郎の知られざる実像と、信念を貫き通したその人生を関係者の証言や貴重な映像によって描き、第54回ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど高い評価を得た2016年放送のテレビドキュメンタリー番組を、追加取材、再編集をおこない映画化。監督は「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務め、本作が初監督となる佐古忠彦。テーマ曲を坂本龍一が手がけ、大杉漣が語りを担当。

2017年製作/107分/G/日本
配給:彩プロ
劇場公開日:2017年8月26日

スタッフ・キャスト

監督
エグゼクティブプロデューサー
藤井和史
プロデューサー
大友淳
秋山浩之
撮影
福田安美
音声
町田英史
編集
後藤亮太
語り
山根基世
大杉漣
テーマ音楽
坂本龍一
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映画レビュー

4.0珠玉のドキュメンタリー 市民のために生きた男

2021年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これがドキュメンタリーということに驚きを禁じ得ない。今の国政を担う人々の姿を見ていれば、さもありなん。それほどまでに初志貫徹、権力に屈せず、とことん沖縄の人々のために生きた姿に敬意を表したい。沖縄の人々にとってはよく知る人物だと思うが、瀬長亀次郎といいう一人の人間の実像に迫る映像、関係者の証言は胸に迫るものがある。

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大塚史貴

2.0ガジュマルの下に集うコゼットの様に。

2022年9月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

寝られる

内容は沖縄占領から本土復帰。更には現代まで続く米軍基地問題について尽力した瀬長亀次郎の生涯をまとめたモノ。好きな言葉は『アメリカ民主主義が沖縄民主主義の崩壊を招いた』パラドックスの様な言葉には沖縄に付随する呪いに振り回される姿が痛々しい。民主主義である以上誰がリーダーになってもおかしくない筈なのにカリスマが役割担う姿は辛かった。1人の人生と言うよりもプロパガンダ的な意味合いが強かった様に感じました。しかし本土に生きる人間が遠く離れた沖縄の歴史を知る事は決して無駄でない様に感じます。自分が感じることは戦争の合間の一時の平和の陰に様々な問題が累積し決して心よりの平和は望めないかもしれないなあとつくづく思う事です。映画と言うには構成力に乏しくTVドラマというには面白くなかったのは懸念される記録映画でした。

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コバヤシマル

4.0瀬長亀次郎

2020年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

敗戦後、アメリカに占領されていた沖縄で、帝国主義による民主主義の実態にあきらめることなく、アメリカ軍にモノ申し、県民のカリスマとなった瀬長亀次郎のドキュメンタリー。
驚いたのは、沖縄返還に伴う国会質疑で佐藤栄作首相と瀬長議員の質疑応答で、二人ともに誠実に本当のことを話していたことで、今の国会からは想像もできない。

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いやよセブン

5.0不屈の人

2020年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 2件)
odeonza
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