ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のレビュー・感想・評価
全64件中、1~20件目を表示
ジェシカ・チャステインの目論見は見事に成功している
かつてホロコーストを扱った映画は数あれど、ナチスのゲットーから多くのユダヤ人をこっそり救出し、自らが経営する動物園の檻の中に匿った夫婦がいたとは!?その事実にまず衝撃を受けるが、さらにこれが、1人の女性の奮戦記として描かれている点に注目したい。彼女、アントニーナがミッションを遂行する上で夫とナチス将校との板挟みになり苦悩する姿は、このジャンルに生々しい性の匂いを含ませて何とも新鮮なのだ。描かれ尽くされた歴史上の事実を、女性のメンタルに落とし込んだのは、製作総指揮も兼任する主演のジェシカ・チャステインの狙い。彼女の目論見は見事に的中している。
ポーランドのワルシャワでユダヤ人を動物園に匿い救った夫妻の実話。 ...
ポーランドのワルシャワでユダヤ人を動物園に匿い救った夫妻の実話。
危険であるにもかかわらず、勇気のある行動。
展開がもっとわかりやすく、盛り上がりがあるとよかったかなぁ。
全体的にはよかったです。
主人公は魅力的な女性
戦争で大勢の命が無惨に殺され、脅かされ、虐げられたと言われていますが、その一人一人に命、意思、人生があったはずです。それらを痛感すると共に1人でも多くの人を助けようと懸命に働きかけるシーンに感動しました。
また、人の命を数で見るのではなく、一人の人間として見た時に、戦争がどれほどに重い罪なのかを再び考えるようになりました。
彼らの信念と勇気に感動しました!
300人ものユダヤ人を救った夫婦の実話。
ポーランド・ワルシャワで、動物園を営む
ヤンとアントニーナ夫妻。
1939年、ドイツ軍がポーランドへ侵攻し、
動物園も爆撃を受け、
動物たちは、無慈悲にも射殺されてしまう。
そして、ついにユダヤ人は、
強制居住地区ゲットーへ移住させられていく。
二人は、出来る限りユダヤ人を動物園へ匿おうと画策する。
ユダヤ人迫害の話は、
いつも胸が締め付けられるほど辛い…
二度と繰り返してはいけない歴史です。
このような映画を通して、
語り継いでいきたいです。
少し単調に感じました。
ワルシャワ動物園のオーナー家族が、危険を顧みずユダヤ人を救うために奔走する物語で、実話なのだそうです。
ホロコーストの映画は幾つも観ていますが、いつも人の命の軽さに恐怖を感じます。そして、普通に暮らしている人々がいつでも殺戮者になり得ることに。
この映画でもゲットーを逃れたユダヤ人が無慈悲に無造作に殺されるシーンが出てきます。名もなき善良な一市民に密告されたことが原因で。
もしかしたら数年後の日本でも同じような状況になっているかもしれません。そのような状況で、自分が密告者となってしまう可能性に大きな恐怖を覚えます。
感動作
第二次大戦下の中、ユダヤ人を助けた動物園夫妻の話。
好きな女優、ジェシカ・チャスティンが主演なので見ました。
自分の信念のため、数多くの人を救った勇気に感動しました。
ドイツ軍のヘックについてはどう表現して良いか難しいですが、見終わった後も彼の心情は推し量れませんでした。
実話に基づく話は、重厚で楽しめました。
今まで知らなかったナチスの話
実話なだけあってナチスやヒットラーがリアルで如何に自分が恵まれているかということ。そしてユダヤ人の為に闘う強い心に感動しました。この間から気になっていた作品でしたので観て良かったです。
【多くのユダヤ人を救った動物園園長夫妻の物語。ジェシカ・チャステイン主演作に外れなし。】
第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻が300人ものユダヤ人の命を救った実話を、ジェシカ・チャステイン主演で映画化。
と当時のフライヤーに記載があるが、矢張り魅力的なのは園長ヤンの妻アントニーナを演じたジェシカ・チャステインである。映画の規模的に大掛かりな爆撃シーンはほぼ、音声のみで描かれるが気にならず。
アントニーナに気のあるヒトラー直属のヘックをダニエル・ブリュールが演じるが、本当にこの人はドイツ人将校役が似合う。
アントニーナとヘックの手に汗握る遣り取りが面白かった事とともに、戦時中の動物園に飼われていた動物たちの悲惨な末路(含む、日本)に心痛んだ作品。
<2017年12月26日 劇場にて鑑賞>
実話ネタ。ポーランドのワルシャワ動物園は今も存在するとか
しょっぱなからジェシカチャステインがノーブラで起きてきたらもう色々期待してしまった。
何もない、無骨な旦那さんに謝れ。
唐突に妹を産んだ印象。
シンドラーや杉原千畝のようにユダヤ人を救った偉人さん夫婦のお話。
本人映像は無し。
G指定で描写はないにせよ幼気な女子を二人がかりでレイプして人格崩壊させてしまう辛いシーンあり。動物も死んじゃう。
ホワイトライオンより兎とバイソンがメイン
まあほぼ想定通りに物語が進むため面白みには欠ける。
つくづくポーランドをいう国は辛い歴史を歩んでいるなぁと不憫に思った。
タイトルなし
第2次世界大戦の
ポーランド ワルシャワの動物園が舞台
動物園を経営する夫婦が
300人ものユダヤ人の命を救った実話
.
子供たちを列車に乗せる
救えなかった命が殆どの中
それでもあの状況で救われた命があること
その事実を映画を通して知った
.
原作は女性
監督・脚本・主演女優が製作総指揮と
女性目線で描かれた映画かな~
.
.
人の命だけではなく
日本でも戦時下には殺処分された動物達
上野動物園のお話「かわいそうなぞう」を
思い出し胸が痛くなった
胸に響く作品。動物が爆撃で犠牲になっていくシーンがやるせなかった。...
胸に響く作品。動物が爆撃で犠牲になっていくシーンがやるせなかった。ジェシカ・チャスティンはどんな役をやっても彼女の個性が先行してしまうが抑えた声が印象的だった。
動物園は、平和の象徴
動物園物?と思って観たら。
1/4ほどは動物園や動物の話で、第2次大戦時のドイツ軍の、ポーランド侵略の話。つまり、戦争にまつわる話でした。
戦争で動物園が攻撃され、動物が逃げ「危ないから」と銃殺される。
そして「ユダヤ人だから」と列車に乗せられてそれっきり。
人間はなんと愚かな生き物なんだ!と、激しく憤りました。
動物園の大切な動物を失った夫婦。夫が「動物園を通過駅に」と、人を匿い、偽造パスポート(身分証)を作り、準備ができたら逃がす。
粛々と進む作業に安心していたけれど。
「僕だって外に出たい」と父についてきた息子の行動で、非常にヤバイ雰囲気になっていくのが。ハラハラドキドキ。そうだよね、地下にずっといるのも、限度がある。
夫と妻がそれぞれ外と中を守る、役割分担をしていく中で。
ドイツ軍の動物学者・ヘックが。最初いい人なのかなーと思わせながらも、その見かけと裏腹に悪いやつぶりを出していくのも、ドッキドキでした。
史実で知る、平和の意味。動物園がある限り、そこは平和ですね。
素晴らしいご夫婦
ジェシカさんが女神の時とは全く違い、優しい奥様役でした。身の危険を顧みず他人を300人も救うなんて、素晴らし過ぎますね。戦争物だけど残酷な場面はないので観やすいと思います。前半の可愛い男の子に比べて後半の息子役が大きすぎたのがちょっと残念。それと当時動物園に行く服装はスーツだったんですね!驚き。
全64件中、1~20件目を表示