劇場公開日 2017年10月20日

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「映画館って商売する気あんの?」女神の見えざる手 uttiee56さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画館って商売する気あんの?

2017年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

作品内容は皆さん仰る通り。溶岩のように熱く、剃刀のように鋭い「鉄の女」が主人公の、クールな知的エンターテイメントで、画面から一瞬も目が離せなかった。本作のようなヒロインは日本ではあまり受けないのかもしれないが、「ワンダーウーマン」と双璧をなす1本として後の映画史で語られるのではないか。

京都では上映回数が少なくてなかなか見ることができずにいたら上映終了。東京に来た時に時間が合ったので見たのだが、昼頃に予約しようとしたら夕方の上映なのに既に満席近くて危うく席を取り損ねるところだった。見た人の評価も高い(ここの評価で☆4.2だが『この世界の片隅に』が☆4.3だから、これはとんでもなく高い評価だ)にもかかわらず、東京でも1日1回しか上映しない。
混んでいるのは、そもそも上映館が少ないからなのかもしれんが、映画館って商売する気あんのかね?

uttiee56
グレシャムの法則さんのコメント
2017年11月19日

映画業界の事は全く知らないのですが、キノフィルムさんが配給権を取得してくれなかったら、我々はこの映画に出会えないままだったのでしょうか?もしそうなら、配給会社の方に感謝しなければならないですね。今後も良質な映画が埋もれないよう、お願いします。東宝シネマズも松竹系も東急系も拡大上映してくれないかなぁ。
【これから見る方のための参照情報】
コメント欄を長々と拝借して済みませんが、ご容赦下さい。
文春文庫の町山智浩さんのUSA語録シリーズを読むとアメリカの病巣の深刻さとジェシカ・チャステインの闘いの凄まじさの背景がより実感できました。

グレシャムの法則