彼女が目覚めるその日まで 特集: 【クロエ主演×シャーリーズ製作×全米ベストセラー・ノンフィクション】幻覚、幻聴、記憶障害──“エクソシスト病”とも呼ばれた原因不明の病 大切な人を“絶対にあきらめなかった”《家族》を描く感動の実話

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彼女が目覚めるその日まで

劇場公開日 2017年12月16日
2017年12月4日更新

【クロエ主演×シャーリーズ製作×全米ベストセラー・ノンフィクション】
幻覚、幻聴、記憶障害──“エクソシスト病”とも呼ばれた原因不明の病
大切な人を“絶対にあきらめなかった”《家族》を描く感動の実話

壮絶な闘病をつづったノンフィクションを、クロエ・グレース・モレッツ主演で映画化 壮絶な闘病をつづったノンフィクションを、クロエ・グレース・モレッツ主演で映画化

原因不明の病に冒された女性記者スザンナ・キャハランの闘病記「脳に棲む魔物」を、シャーリーズ・セロンがプロデューサーを務めて映画化したヒューマン・ドラマ「彼女が目覚めるその日まで」が、12月16日に公開される。「エクソシスト」のモデルとなった少年も典型的な症例を持っていたという病にさいなまれ、自分を失っていく主人公をクロエ・グレース・モレッツが熱演した、衝撃と感動の注目作に迫る。


原因不明の病──あなたなら“奇跡”を信じ続けられますか?
あの「ニューヨーク・タイムズ」が第1位に選んだ《実話》を映画化

原因不明の病と戦ったひとりの女性と、彼女を支えた家族たちを描く衝撃と感動の実話 原因不明の病と戦ったひとりの女性と、彼女を支えた家族たちを描く衝撃と感動の実話

もし突然、あなたの大切な人──最愛の両親や兄弟、またはパートナーが、正気と狂気のはざまをさまよい、人格が完全に変わってしまったかのような状況になってしまったら、あなたはいったいどうするだろうか。そして、あなた自身がそう変貌してしまう可能性が、ゼロではないとしたら……。本作はニューヨーク・ポスト紙に勤めながら、この「原因不明の病」に冒されてしまった24歳の女性記者の手記を基に、彼女の壮絶な闘病生活と、彼女を信じて支え続けた家族、友人、恋人の姿を描く感動の実録ヒューマン・ドラマ。クロエ・グレース・モレッツがキャリア最高とも言える熱演を披露し、見る者も自問せずにはいられない強烈なメッセージを突きつけるのだ。

原作(右)の作者キャハランが体験したこと──オフィスの机上で叫ぶ奇行も忠実に再現 原作(右)の作者キャハランが体験したこと──オフィスの机上で叫ぶ奇行も忠実に再現

原作となったのは、ニューヨーク・ポスト紙の記者であるスザンナ・キャハランが、09年、24歳のときに「抗NMDA受容体脳炎」にかかった自らの体験を、医療記録や家族の日記から再現したノンフィクション。医師から「精神疾患の疑い」と診断されながらも、決して治療を諦めなかった周囲の人々と彼女の闘病記はまたたく間にベストセラーとなり、「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー・ノンフィクション第1位を獲得するまでに。その話題作が、ついに映画化を果たした。

スザンナ(クロエ)は最愛の家族さえも信じられなくなり、不安におびえていく…… スザンナ(クロエ)は最愛の家族さえも信じられなくなり、不安におびえていく……

憧れの一流新聞社に就職し、第1面にニュースを掲げる記者になるべくまい進していたスザンナ。付き合い始めたばかりの恋人も両親に紹介し、人生すべてが順調だったところに、突然、予期せぬ「病」が襲ってくる。それは、トップ記事になるはずの取材を忘れるほどの記憶障害を招き、やがて幻覚や幻聴まで引き起こすものだった。激しいけいれんを起こし精密検査を受けるが、結果は「異常なし」。全身が硬直し、我を忘れていくスザンナは、精神科への転院をすすめられるが……。

「娘はどうなってしまったのか?」両親は苦悩しながらも、あきらめない道を選択する 「娘はどうなってしまったのか?」両親は苦悩しながらも、あきらめない道を選択する

明らかに何かがおかしいのに原因が分からない。被害妄想にとらわれ、これまで信頼で結ばれていた者でさえ疑い、ときには暴言まで吐いてしまう。もし自分がこうなってしまったらどうすればいい? そして身近な人がそうなってしまったら……と、見る者は自分に照らして不安を抱いてしまうのは間違いない。だが、そんなときでも信じて支える家族と恋人の姿が描かれる。大切な人と自分とのつながりを再確認させてくれる作品だ。


シャーリーズ・セロンが映画人生命を懸け、絶対に実現させたかった映画化
この信念に実力派俳優たちが賛同&クロエが初めて見せる迫真の熱演!

希望に満ち、はつらつとした姿から、病床に伏して「自分」を失っていく主人公を熱演 希望に満ち、はつらつとした姿から、病床に伏して「自分」を失っていく主人公を熱演

16年のトロント国際映画祭にも正式出品され、高い注目を集めた本作だが、原作が迫真のノンフィクション・ベストセラーというだけでは、見る者の感情を大きく揺さぶったりはしない。本作では映画化に向けて情熱を注いだプロデューサー、シャーリーズ・セロンの強い思いと、全身全霊を懸けたクロエ・グレース・モレッツの熱演、そして脇を固める実力派俳優たちの存在が、それを実現させたと言っていいだろう。出演俳優たちのリアルな存在感が、物語に説得力を付加していく。良作映画ファンも見入らずにはいられない、高い作品力に注目だ。

撮影現場を訪問中のシャーリーズ・セロン。彼女の熱意が、本作の完成を支えた 撮影現場を訪問中のシャーリーズ・セロン。彼女の熱意が、本作の完成を支えた

モンスター」でアカデミー賞を獲得し、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でトップアクション女優にも上り詰めたシャーリーズ・セロン。キャハランと家族の戦いに感銘を受けた彼女が映画化権を獲得し、プロデューサーとして尽力したのは特筆すべきことだろう。アイルランドの気鋭監督を見出し、クロエらキャスト陣を口説き落としたのは、映画人生命を懸けた熱意と言っても過言ではない。

絶叫、苦悶、狂乱──クロエが渾身の演技で、謎の病との壮絶な戦いを体現する 絶叫、苦悶、狂乱──クロエが渾身の演技で、謎の病との壮絶な戦いを体現する

キック・アス」のヒットガールを筆頭に、「モールス」「キャリー」等多彩な作品で、映画ファンを魅了し続けているクロエ・グレース・モレッツ。彼女が本作で、演技のレベルをさらに一段上げた。人生に対してポジティブなはつらつとした人物から一転、被害妄想によって疑心暗鬼になり、汚い言葉を口にして半狂乱になる。そして、けいれん、昏睡──病によって変貌してしまう主人公を、渾身の姿で演じ切るのだ。

キャリー=アン&リチャード(上)に、(左から)トーマス、タイラー、J・スレイト キャリー=アン&リチャード(上)に、(左から)トーマス、タイラー、J・スレイト

クロエの熱演を、周囲の俳優たちがしっかりと受け止めているのも心強い。娘の変わりぶりに戸惑い、当初は怒りすら覚えながらも、最後まで回復を信じて支え続ける両親役は、「ホビット」シリーズのリチャード・アーミテージと「マトリックス」シリーズのキャリー=アン・モス。恋人役には、「キングコング 髑髏島の巨神」のトーマス・マンが名を連ねている。製作者、監督、俳優として活躍するタイラー・ペリーも出演。


あの「エクソシスト」のモデルとなった少年は、実は“この病気”だった……
07年に初めて認定された本作の病は「今知っておかなければならない病気」

感情をコントロールできなくなり叫び声を上げる──かつては「悪魔つき」とも言われた 感情をコントロールできなくなり叫び声を上げる──かつては「悪魔つき」とも言われた

本作が壮絶かつ凄惨な雰囲気をかもし出すのは、描かれる原因不明の病=「抗NMDA受容体脳炎」の症状がリアルに再現されているからだろう。突然感情がコントロールできなくなり、幸福と絶望を心が行き来し、周囲の人から見れば、まるで人間性が崩壊したようになる。07年、21世紀に入ってからやっと急性脳炎のひとつとして位置付けられるまでは、精神疾患や、それこそ「悪魔が取りついた」とまで思われていた病なのだ。本作のキャハランが突然陥ってしまったように、日本でも年間1000人が発症しているというこの病気は、私たちにとっても決して無縁ではない。今、理解を深めておくべきなのだ。

日本でも年間1000人程度の人が発症するというだけに、決して「他人事」ではない 日本でも年間1000人程度の人が発症するというだけに、決して「他人事」ではない

頭痛や発熱、おう吐という風邪のような症状から始まり、やがて不眠、不安や誇大妄想、狂言といった精神医学的な問題が生じはじめるのが、この病の特徴。肉体を検査しても異常は発見されず、07年に正式に「抗NMDA受容体脳炎」として認定されるまでは、そのまま精神の病気として処置されてきたのだ。原因が判明せず、いくら薬を処方されても症状が改善しない苦悶は本作でも濃密に描かれるが、その不安にさいなまれる患者たちに、回復の可能性の光を当てたのが、病名を知らしめた本作の原作の功績でもあった。

悪魔ばらいの映画のモデルになってしまったほどの奇行にも、ちゃんと原因があった 悪魔ばらいの映画のモデルになってしまったほどの奇行にも、ちゃんと原因があった

かつて知っていた人格からひょう変し、憎しみに満ちた言葉を愛していたはずの家族に投げつける──大ヒット映画「エクソシスト」の悪魔に取りつかれた少女リーガンを思い出してみてほしいが、そのモデルとなった実在の13歳の少年は、まさに「抗NMDA受容体脳炎」の典型的な症例だったという。病気に対する周囲の理解が及ばず、「悪魔つき」「エクソシスト病」と呼ぶしかなかった現象の正体こそ、この急性脳炎だったのだ。

日本映画でも同じタイミングで描かれるのは、単なる偶然ではない──注目するべき事柄 日本映画でも同じタイミングで描かれるのは、単なる偶然ではない──注目するべき事柄

この原因不明だった「抗NMDA受容体脳炎」の存在と、病気への理解を「映画」の力をもって広めたい意志にも満ちているのが、この「彼女が目覚めるその日まで」。だが、その思いはハリウッド映画界だけにとどまらない。日本でも、同時期に公開される映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」で、同じ病気が取り上げられ、過酷な闘病に挑んだ人々の姿が実話を基に描かれているのだ。それ程までに、「今知っておくべき病気」なのだ。

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