あるアトリエの100年

劇場公開日:

あるアトリエの100年

解説

東京・恵比寿にある古いアトリエから発見された16ミリフィルムをもとに、日本近代美術の夜明けを担った芸術家たちにスポットを当てたドキュメンタリー。黒田清輝、藤島武二らと共に日本の洋画草創期を牽引した洋画家・岡田三郎助が、1908年に恵比寿に建てた1軒のアトリエ。後進の教育にも力を注いだ三郎助は、アトリエの隣に創設した女子洋画研究所などで指導にあたり、有馬さとえ、森田元子、いわさきちひろら様々な分野の芸術家たちを世に送り出した。三郎助の妻・八千代は、小説・劇評・劇作などの分野における日本人女性の先駆的存在として活躍。そして、このアトリエを引き継いだ洋画家・辻永も、戦後の日本洋画界をまとめるために尽力した。16ミリフィルムに収録されていた昭和初期のアトリエと芸術家たちの姿を生き生きと映し出すと共に、関係者へのインタビューや美術館などの取材を通し、明治以降の時代の変遷の中で西洋美術を日本の風土に定着させた彼らの足跡をたどっていく。

2016年製作/110分/日本
配給:あるアトリエの100年上映委員会
劇場公開日:2017年3月4日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く