劇場公開日 2017年4月22日

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「フォトグラファー&カメラマン」パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒 TOYさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5フォトグラファー&カメラマン

2017年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

カメラマンは職業として写真で生計を立てている人をさす言葉で、フォトグラファーはアートとして写真で自己表現を行っている人をさす言葉と、明確に使い分けられますが、ロベール・ドアノーは恐らくその両方です。私はドアノーに詳しくは無いですが、少なくとも映画内での彼は、その区別をしていないように感じました。

しかし、篠山紀信さんですら、アートとしての作品と広告のための作品は切り分けているとおっしゃっています。ドアノーが本当に自己表現写真と広告写真を区別なく撮影しているのか。彼に会えるなら、真っ先に質問したいこととなりました。

作中、彼の撮影が毎日行われていること、恐らく枚数もそれなりであることなど、写真家としての生活スタイルに関する多くの事が示唆されています。プロのピアニストやバレエダンサーが一日の練習に、どれだけのエネルギーを費やすかを考えるとドアノーの生活は、まさにプロ写真家の人生そのものです。

本作はドキュメンタリー作品としても刺激的な映像表現はありませんので、一般的に広くおすすめできるものではありませんが、レビューのうんぬんにかかわらず、出逢うべき人は出逢って見る作品なのだろうとおもいます。

TOY