「天才・湯浅監督が描く“京都”の濃密さ。」夜は短し歩けよ乙女 バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)

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夜は短し歩けよ乙女

劇場公開日 2017年4月7日
全156件中、52件目を表示
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天才・湯浅監督が描く“京都”の濃密さ。

原作者は奈良の出身で京大卒。本作の舞台も京都であり、実在の地名や店がゴロゴロ登場する中、イマジネーションが暴れ回るアニメならではの表現がさく裂する。大傑作『MIND GAME』の監督ならではの荒唐無稽なエネルギーがたまらない。

もうひとつ、地域限定の話で申し訳ないが、こんなにも“京都”を感じる映画を初めて観た。これは自分が京都の左京区近辺で育ったから感じることで、京都以外の人には面妖なファンタジーの町にしか見えないかも知れないが。

ただ主人公の移動する距離感、キャラの動きの方向感覚、さりげない町の景色、遠景に見える山の稜線、そういったものがものすごくしっくりくるのだ。ムチャクチャなことばかり起きる話だが、街そのものにすごく説得力がある。

基本、京大近辺で進行する話なので京都市の右京区の人にさえピンとこないかも知れないコアな土着感が、この迷宮世界を二倍三倍愉快なものにしてくれた。稀有なご当地映画としても評価したい。

バッハ。
さん / 2017年4月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  笑える 楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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