劇場公開日 2017年6月10日

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セールスマンのレビュー・感想・評価

全64件中、41~60件目を表示

4.5サスペンスのその奥で、人間の感情の暗部を抉る

2017年6月30日
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鑑賞方法:映画館
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天秤座ルネッサンス

4.0とてもよかった

2017年6月26日
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悲しい

興奮

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吉泉知彦

3.0後味があまり良くないが、悪くない映画

2017年6月25日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

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みゃん

3.0夫婦の問題?

2017年6月25日
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鑑賞方法:映画館

一つの出来事に対する夫婦の捉え方なのか、国民性なのか。

あるいは性差かもしれないし。

でも、最後はなんか、やるせないというか、んん〜〜よかったのかそれで!と突っ込みたくなる終わり方です。

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ミツバチば~や

4.0人間はこんな風にして生きていく

2017年6月25日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

 カンヌ映画祭で高い評価を得た作品。アメリカのアカデミー賞も受賞したが、トランプの政策に反対して授賞式はボイコットしている。それがいいことなのかどうかは別にして、権威に媚びない毅然とした態度は立派である。日本の映画人にも同じ心意気があると信じたい。トランプにヘーコラするのは暗愚の宰相だけでいいのだ。

 イランでは映画も演劇も検閲を受ける。イスラム教の国としてコーランの教えに反した作品は上映も上演も認められない。この映画でも過激な描写はなく、必要な場合は前後のシーンで暗示する。イスラム教が影響しているのは検閲だけではない。人々の暮らしはコーランに束縛され、あるいは守られている。
 この映画にもイスラムの戒律がそこかしこに感じられるが、人々はそれほど窮屈な生活をしているようには見えない。スマートフォンを持ち液晶大画面のテレビのある生活だ。未来を案ずるのは世界中のどこも同じである。

 本作品が描くのは、夫婦の葛藤だ。起きた事件を自分の心の問題として捉え、何とか精神を立て直そうとする妻に対し、事件を社会的な問題として捉えて合理的な解決を図ろうとする夫。互いに理解しあえぬままだが、なんとか互いに歩み寄ろうとし、また同じ劇団の役者として芝居の舞台に立ち続ける。フランスの作家バルザックの小説のように、人生の不条理を淡々と描く。

 夫婦はもともとは他人で、一緒にいることで夫婦となっているが、心はどこまでも別々である。それは日本で1971年に発表された「黒の舟歌」という歌謡曲の歌詞みたいだ。
 ♪男と女の間にはふかくて暗い河がある
 ♪誰も渡れぬ河なれどエンヤコラ今夜も舟を出す
 誰も他人の生を生きることはできない。誰も他人の死を死ぬことはできない。果てしなく深いクレバスのように、人と人との間には越すことの出来ない溝がある。

 人間はこんな風にして生きていく。そんな映画である。人生はなんて惨めで滑稽なんだろうと思うもよし、それでも生きていくと決意するもよし。いずれにしても、見終わった後に胸に重たくのしかかるものがあるのは確かだ。

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耶馬英彦

3.0笑わないセールスマン

2017年6月23日
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 赦すべきか、断罪すべきか、これが問題です。皆さんは、どうお考えです。
 運が悪いでは、片付けられないトラブルが起きました。真相は、藪の中です。全力で解決する覚悟です。結果、多くの人が巻き込まれました。この事件、誰が、どのような形で、幕を引くべきでしょうか。
 些細な過ちから、人は罪人になるのでしょう。確かに、罪は罰せられるべきでしょう。ただ、その罰が、新たな罪になるとしたら…。監督さん、答えてくれそうにないですね。はしご登って、映画観てたら、はしご外された気分です。この心の隙間、どうしたものでしょうか?。私の心の隙間に、ダァーっとくる映画、セールスしてくれる人、いませんかね。

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機動戦士・チャングム

4.5秀作なれど要忍耐

2017年6月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

静止画の見せ方、明暗、カメラワーク、決して読めはしないけれど美しく魅せるペルシャ語、構図、構成、演出、そして音楽とどれをとっても洗練されたものを感じる質の高い作品。
個人的には、冒頭、光と影そして読めない文字で画面を占め機械的な音が鳴り響きながら静かに始まり、それに続く長回しの緊迫感あふれる導入部分で相当に感服してしまった。
舞台とシンクロさせながら物語がうまい具合に進行していくけれど、その絡み合いはあくまで表層的なものだという認識─もっとも「セールスマンの死」自体あまり知らないのだけれど・・・。それゆえに、この作品のタイトルが果たしてセールスマンというものでよいのかどうか、少しだけ疑問に思ったけれど、あくまで記号的なものとすれば、まぁこのタイトルも納得できるかな…
内容もサスペンス要素が盛り込まれていると感じたし、終始興味を失わなかったけれど、あまりに辛く楽しくない事柄が積み重なっていくので、相当の忍耐を要すると感じた。しかも考えさせられるところも大いにあって、見終わってどっと疲労感を催した。
いろんな意味で凄い作品だと思う。

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SH

3.0馬鹿な女と思ってしまう

2017年6月22日
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前評判高過ぎです。
舞台との関連が分からなかった・・・勉強不足か?
しかし、あれ程恐れていた妻が、彼女は前と同じように相手を確認しないし、何の進歩も無いばかりか・・・・
後半は少し緊迫するが、最後は考えも合わないしで拍子抜けでした。

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シネパラ

3.0イラン映画ね。

2017年6月22日
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イラン映画ね。サスペンスミステリー的な前知識はあったので順調にハラハラしながらみたけれども、んーなんか、結構想定の範囲内というか。楽しみきれなかったのは、恐らく劇中劇で使われるアーサー・ミラーの『セールスマンの死』に対する知識が浅かったからかも。勉強しよう。アカデミー外国語映画賞を受賞した理由は、ちょっと一度観ただけではわからなかったです。

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みな

3.5価値観

2017年6月20日
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everglaze

3.5後味の悪い、面白い映画だった。

2017年6月20日
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アカデミー賞外国語映画賞を受賞という情報だけを持って見に行きました。
今回は「Lucky Now」やレビューも見ずに、一切の予備知識を持たずに行きました。

まさか、サスペンスだったとは。
夫妻が事件に巻き込まれてからの展開は、最後まで目が離せませんでした。
犯人が見つかって「はい、これで一件落着」かと思ったら、なんとなんと、むしろそっからのクライマックスまでが実に面白かった。

振りかざした正義の拳が、ぬかるみを叩き、思いっきり泥が飛び散ったような、とてもとても嫌な感じ。
つい最近、「正義」とは、人の基準によっていくらでも姿を変えるものだということを考えたばかりだったので、ものすごく腑に落ちる映画でした。

許すこと、償うこと、罰を受けること、罪を裁くこと等々、どの人の視点に立っても深く考えさせられ、しかも全部苦しく難しくて、とても脳みそが揺さぶられる作品でした。

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ハクタカ

3.5戯曲の様な巧みなストーリー展開。

2017年6月19日
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知的

アスガー・ファルハディ監督の前作『ある愛の行方』もそうでしたが、ラストに近づくと共に人々の気持ちが交差する、巧みなストーリー展開、とても観がいがありました。

他国の文化を感じられる所が映画の良い所でもありますが、イランの男女の立場的な解釈があまりにも日本とは違いすぎて、理解しにくい箇所もあり、前半ストーリーに入り蹴込めませんでした。
また劇中で演じられる戯曲『セールスマンの死』を知らなかったのが失敗でした… ストーリーに大きく共鳴している様なので、これから見る方は映画版もありますので、観てから行くと尚楽しめるのかもしれませんね。

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HIROKICHI

1.5晒し者

2017年6月18日
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難しい

寝られる

舞台役者夫婦の妻が引っ越した住居で、前住人との綾により嫁が暴漢に襲われる話。

心身ともに傷つきながらも、ことを晒すことになるのは嫌だと警察に届け出ることも仕事仲間に知られるのも嫌がる嫁。
犯人を赦せないながらも嫁を気遣う旦那。

夫婦の思いのズレが日常にも影響を与え、夫婦関係に影響を与える何ともやり切れない展開…ここまでは良いのだけれど、犯人は誰か?というところにサスペンス性はほぼ無し。

犯人がわかってからの旦那の言動は理解出来るが、犯人の言動や嫁のあまりにも頑なな姿勢に違和感があった。トラウマや恐怖もないのか?

お国柄や宗教、文化の違いで片付けるのはあまりにも雑な気がするし受け入れ難い。

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Bacchus

3.5人の心の動きが、じわりじわりと

2017年6月17日
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イラン映画も珍しいが、人の心の底にある怒り恨みは同じ、重い重い作品で夫婦の未来も何か不吉だ!

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大阪ぶたまん

4.0無視できぬ現実

2017年6月17日
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見終わった直後、納得はできなかった。サスペンスという売りだったので、どんなどんでん返しがあるのか期待したまま終わってしまったのだ。

しかし、この映画はエンターテイメントではなく、イランの現実、日常を表わしていることを知り、納得した。このような事件が日常の中で起こってしまい、さらにそれを生活のワンシーンとして押し殺し霧散させてしまう... 我々は夫の視点で観てしまうのでなぜ被害者である妻が犯人を寛容できるのか、それを理解できず、苛立ちさえも湧かない。

妻の姿こそが今のリアルなのであろう。彼らは傷を負ったが、誰からのケアもなく、ただ生きていくのである。そういった現実に、我々は無知のままではいけない。

家族の姿に心打たれ、赦した加害者が(亡くなったのかは不明であるが)救急車で運ばれていった後の、彼らの茫然自失とした表情は、誰にも幸がもたらされなかったことへの絶望であるか。

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nagi

3.5どの国でも起きうる事件と、社会変化の波。それでも”日常”は続いていく

2017年6月16日
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悲しい

知的

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Naguy

1.5設定に無理がある

2017年6月15日
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演者はいずれも豊かだったし、イランの文化を知らない者として、一端を知ることができた点は良かったと思う。過去、外国語映画賞には素晴らしい作品との出会いがあり、楽しみにしていた。

しかし、濃密でもなく、心理サスペンスかどうかも微妙だった。

音楽なし、テロップなし、細かいカット割りの連続。さらに、唐突な展開。編集前のドキュメンタリーテープを見ているようで、状況の理解に苦労する有様。

さらに核心部分がかなりの力技であり、興ざめしてしまった。やりたい事はわかるが、設定に無理があり過ぎ。鑑賞後の疲労感はここ数年でダントツだった。

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aoi

3.5セールスマン

2017年6月13日
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ヒノタマ

4.0真剣に見ないと

2017年6月13日
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サスペンスの要素は思ってたより少なかった。
そして目を少し逸らしても理解に問題をもたらすかもしれない。

特に中の劇は日常生活の物語と並行して見せられているが、
表現はとても繊細でよく考えないとその関連性が分かりにくいかもしれない。

また劇は物語とシンクロしているより、映画と正反対の方向に行ってしまい、それと対比する内容になっていると言ってもいいだろう。

クライマックスのところ、サスペンス効果がとても良かった!
夫と共に真相に近づいている感覚は不思議だった!

だが、
犯人が見つけられても、
何となくまた他の事情があるかなーと思うと、
結局そのまま終わってしまう。

最後の最後も、
サスペンスや真相にたどるなどのことは強調されず、ただ全体の日常的な物語の一部にすぎなかった!
むしろ急に「寛容」の話が出てきて、「人を許すこと」が大事だと。これはその社会の独特な事情とも関わるだろうし、観念上に男女の間の差、男女の社会的な地位の差などが見えてくる。

見応えのある映画だが、集中して見なきゃ理解に難ありかも!

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レイン

3.5日常に起こりうるような出来事、主人公の2人どちらにも感情移入してし...

2017年6月13日
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日常に起こりうるような出来事、主人公の2人どちらにも感情移入してしまう。ストーリー展開もよく出来ている。「セールスマンの死」の映画を観ていたので舞台との絡み合いがよくわかった。

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tsumumiki