エンド・オブ・トンネルのレビュー・感想・評価
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後半の緊迫感が好き
事故で妻子を亡くして引きこもりがちだった主人公が、
2階に住み始めた親子のおかげでだんだん明るくなっていくほのぼのの様子から一変して、親子に疑いがかかっていく雰囲気や盗聴、作戦を立てる流れがスムーズでおもしろい。
後半の緊迫感は歩けない分余計にハラハラ感じたし
安楽死させようとしてた愛犬が立って少し元気になるシーンは凄い感動物だった。
個人的にグッドマンにはクッキー食べてほしくなった
銀行強盗からお金を横取りしようとする車椅子の男のはなしですが、結局...
銀行強盗からお金を横取りしようとする車椅子の男のはなしですが、結局奪ったものはお金ではなくて・・・。
最初から最後まで飽きさせない展開の、よくできた脚本てした!
一世一代の大博打
銀行強盗を画策する輩の裏をかいて大金を横取りしようとする一連の描写は比較的淡々としている。あらゆることが失敗に終わって万事休すかと思われた最後に、主人公が一世一代の大博打に打って出る。ややご都合主義な感じがしなくもないが、序盤のさりげない描写が実は重要な伏線になっており、ラストでそれがちゃんと回収されるのでストレスがない。アルゼンチン・スペイン合作でいわゆるハリウッド系の超大作ではないが、ハラハラドキドキの佳作だと思う。
運か女か、その両方か。
車いす生活の主人公。なぜ、そうなったのか、どんな暮らしをしていたのかといった疑問が浮かぶ。その疑問を、主人公の部屋を借りるために突然訪れた若い母親が自然な流れで明らかにしていく。何年も手入れされていない荒れ果てた庭。捨てられたかのような小さなすべり台。事故に遭ったかのようにひしゃげた自動車。差し押さえ告知の封書、主人公の妻と娘が写った写真。主人公が潜む地下。そして、母親が連れてきた小さな娘。説明的ではない、この導入、プロローグで主人公の立場、状況がわかる。そして張りめぐらされる伏線。その一つ一つが丁寧に回収され、意表を突く結末へと収斂していく。
「最後は運か女で決まる」という皮肉めいたことばが、この物語のエンディングにまでつながっていくことに気づいた。なるほど、それは人生の真実かもしれないと、思った。
事故で下半身不随となった電気技師ホアキンは自宅の2階を自称ストリッ...
事故で下半身不随となった電気技師ホアキンは自宅の2階を自称ストリッパーのベルタとその娘ベティに貸すことにする。地下にある仕事場の壁の向こうから話し声が聞こえることに気づいたホアキンは、隣家の地下からトンネルを掘って銀行の金庫に侵入しようとしている一味がいることを知り、ベルタも彼らの仲間であることを知る・・・から始まるサスペンス。
いかんせんラテン産なので一筋縄ではいかない奇妙な映画で、まず主人公のホアキンが序盤で何を考えているか解らないのでなかなか感情移入が出来ず、ようやく慣れてきたところでホアキンがあっと驚く奇行に打って出ることでストーリーが全然違う絶体絶命の方向へ転がり始め、緊張が張りつめた瞬間にいきなり投入されるギャグ。そして観客が戸惑っているところに繰り広げられる血塗れの惨劇・・・ラテン産はこういうところに全く躊躇がないところが怖いです。全然納得いかないラストシーンも含めてやはりラテン世界の抱える闇はどこまでも深いなと身震いしました。
最後は運か女で決まる
意味深な言葉ですね。
ストーリーはわりとあらすじ通りなので、あらすじで面白そうと感じたなら面白いと思います。ドキドキハラハラ要素もあり、全体的にハリウッドっぽい感じ。
犬クラスタもどうぞ安心して見てください。
意表を突く展開。運も味方に変える男の策略。
【賛否両論チェック】
賛:突然訪れた千載一遇のチャンスに、全てを賭けて挑む主人公の姿と、彼を取り巻く不思議な人物達が織り成すサスペンスに、観ていて何故かハラハラさせられる。意外な展開で進むラストもステキ。
否:やや都合よく行きすぎる展開はご愛嬌か。
娘との記憶が忘れられず、冴えない暮らしをし続けていた主人公が、降ってわいたチャンスに賭け、命がけの大勝負を仕掛けるまでが、“壁の向こうの銀行襲撃計画”という面白い標的を通して描かれていくのが、なんとも不思議です。
そんな主人公には、謎めいた美女とその幼い娘という、これまた不思議な同居人が寄り添い、計画はますます先が読めなくなっていきます。劇中で語られる、
「最後は運か女で決まる。」
という言葉が、妙にリアリティを持っていくのが印象的です。
意表を突くラストの展開も見事なので、是非ご覧になってみて下さい。
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