劇場公開日 2017年5月13日

  • 予告編を見る

「受けてみよ!破裏拳ポリマー!」破裏拳ポリマー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5受けてみよ!破裏拳ポリマー!

2017年10月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

この世に悪がある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ。
その名は、破裏拳ポリマー!
タツノコプロ往年のアニメを実写映画化。

警察庁と防衛省が共同開発した“ポリマースーツ”。身に付ければ驚異的な力が得られるこのスーツのテスト版3体が盗まれ、悪用した犯罪が多発。
放浪のストリートファイター・鎧武士は、図らずも警察と協力し、ポリマーとして戦う…!

まあ言うまでもなく、チープなB級。
時代錯誤な設定、ノリ、笑い。
安っぽいCG。
ポリマーをめぐる陰謀も簡単に先読み出来る。
でも、それがいい!
『ガッチャマン』みたいに無駄に大作にするよりずっといい。
オリジナル世代ではなくオリジナルも見た事無いのでどれだけオマージュ捧げられてるか分からないが、見せ場たっぷりのアクションをメインに据え、ベタながらも熱い展開、分かってらっしゃるお色気要素などツボをしっかり抑えたTHE特撮ヒーロー・アクション!
ハリウッド仕込みのアクションで特撮モノを中心に活躍する坂本浩一が手腕を奮う。

奥義“破裏拳”の使い手で、ストリートファイターで探偵。
ハチャメチャだが、根っこの所は間違っていない。
画に描いたようは熱血主人公を、溝端淳平が熱演。
チャラくキザな演技は臭いが、スーツを装着しても顔出し故、体を張った本格アクションはお見事! 肉体美も披露。
頼りなさげな新米刑事・山田裕貴とのやり取りもコミカル。
そして絶対忘れちゃいけない二人のヒロイン!
武士の“自称”探偵助手・テル役の柳ゆり菜が元気ハツラツ、キュート! ヘソ出し&太もも眩しいショートパンツ姿がエエ!(この娘、どっかで見た事あると思ったら、『チア☆ダン』のイヤミな女の子)
もう一人、原幹恵。せっかくのナイスバディをお堅いスーツに隠したままだが、勿論最後は拝ませてくれる。

この世が光を求める限り、俺の怒りが悪を断つ。
受けてみよ!破裏拳ポリマー!

近大