劇場公開日 2017年8月26日

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「絶対おすすめ!」パターソン ぷー子の感動が冷めるまえに、映画感想さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0絶対おすすめ!

2017年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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日本での公開はまだまだ先の話なのですけれど、アメリカのアカデミー賞もすぐなので、いま噂の映画をアップしていくね。

ぷー子のダンナが、アメリカの映画芸術科学アカデミーの会員なので、毎年アカデミー賞選考のために家にDVDが山ほど送られてくる。
だからそれで一足早く観せてもらったよ。
日本公開は8月だね。待ちどおしいね。

ぷー子は、ジム・ジャームッシュの作品が大好きでけっこう観てる。
一度ジャームッシュの映画を観ちゃうと、あーあれも、あーこれも、って立て続けに観ちゃう感じ。
それくらい彼の作品が好き。

この『パターソン』もいい映画だったよ。
寒い日にいただくミルクティーのような優しさにあふれた映画だった。
ホッと心があったかくなったよ。

ニュージャージー州のパターソン市に住むパターソン君のなにげない一週間を描いた作品。
パターソン君を演じるアダム・ドライバーがいい役してた。
バスドライバーであり、また詩人でもあるパターソン君。
バスを運転しながら詩をつくり、乗客の会話ににっこり微笑んでみたりする。
夜は犬の散歩がてらバーに立ち寄って、ビールを一杯だけ飲む。
そんな、なんでもない日々が坦々と描かれている。

温柔な人柄のパターソン君と一緒に暮らしている奥様は幸せだな、と思ってしまった。
だけどその奥様も旦那のパターソン君にたいして理解があり素敵な人なんだけどね。
そんな、ほわほわした二人の生活がいいんだよな。
奥様を演じるゴルシフテ・ファラハニも甘ったらしい演技してて、いい感じだった。

この奥様が「不思議キャラ」で、カーテンや洋服を自分で毎日ペイントするの。
白黒が大好きで、家のデコレーションは全部ブラック・アンド・ホワイト。
やりたいことも日に日にコロコロ変わって、カントリー歌手を目指したいと言ってギターまで買っちゃう。
そんな奥様を優しい目で見守るパターソン君。
だけど奥様の才能も捨てたものではなくて、歌わせると上手だったり、カップケーキを販売すると大好評で売り切れちゃったりとなかなかのやり手。
二人はフレンチ・ブルドッグを飼っていて、このフレンチ・ブル子までがなんだか面白いの。

そんな坦々とした一週間を描く映画をつくっているとマンネリ化したストーリーになっちゃいそうなんだけど、そこをうまく回避してる。
それには、何を見せて何を見せないか、の構成的な技術もあるんだけど、『パターソン』ではヴィジュアル的な工夫が上手に利用されていた。
例えば、双子ちゃんが何組も映画のなかに出てくるのが面白かった。
絵本の『ウォーリーをさがせ』みたいな感じで、ついつい双子ちゃんを探しちゃうの。
双子がどこに出てくるんだろう、とワクワクしながら観ちゃうし、見つけると「いえーい」と思っちゃう。
そんな、ほんわかとした楽しみも味わえる映画だった。

最後のシーンで、長瀬正敏も出演してるんだけど、彼は昔にジム・ジャームッシュと一緒に仕事したことがあるの。
『ミステリー・トレイン』に出ている。
そんな風に同じ俳優をリサイクルして出演させるのもジム・ジャームッシュの「いいやつ度」をあげていると思う。
映画のなかの双子を見つける感じで、「あー、長瀬正敏がまたでてるんだ」って観ていてうれしくなる。

ぷー子の感動が冷めるまえに、映画感想
万年 東一さんのコメント
2017年8月27日

リサイクルって表現は何か終わった役者をもう一度みたいな変な感じ!?
フレンチじゃなくてイングリッシュブルドッグでは?
あと永瀬正敏ね、永ね。

万年 東一
並木道さんのコメント
2017年8月5日

ネタバレですね、これ。

並木道
万年 東一さんのコメント
2017年3月17日

長じゃなく永瀬正敏です。
もう観れてるなんて羨ましい。
今年1番楽しみにしてる映画です、ギミーデンジャーも。

万年 東一