ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
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攻殻の映画作品は全てパラレルという前提が必要
前提として原作、アニメ、映画どれとも時代背景が違い全身義体化がやっと完成した程度の技術レベルであり他作品と比べてネットワークなどが未熟な世界
それを踏まえて攻殻初めての方にもわかりやすいように描写していると理解して見れば大体のことは許せる
色々混ぜたストーリーだが綺麗に収まっているしパラレル設定は攻殻映画の常なので大体許せる
ただ唯一ビートたけしのボイスだけが聞き取りづらかったのが個人的には残念だった後半からは気にならなかったけどね
最低作品
攻殻を知らないとしても、どこにも見どころがなく、盛り上がりもなく、一体何のために存在しているのかすらわからないような作品です。
100億かけたというけど、スペクタル感も何もない。イメージ重視のようなシーンもあるけどガキの遊び程度のもの。何ひとつ取り柄がない。
攻殻機動隊を知っている上で言うと、ド最低の実写化作品です。絵ヅラは押井版アニメを完全再現したりして雰囲気を真似ようとしたり、それでいて世界観設定は滅茶苦茶にしてる。初見でもわかりやすくしたんだろうけど、どこを取っても攻殻と言えない所まで改変してしまっています。素子が世界初の全身擬体被験者という無茶苦茶な設定。そしてそれが無理やりやらされた事で、嫌々ながら擬体にさせられたというストーリー作りによって、攻殻の本来の筋書きにはほど遠い作品になっている。
この実写では無理やり擬体にさせられた素子が記憶を取り戻し人間性を回復するというアホな内容になっていますが、本来の攻殻は擬体、電脳化からさらに上のラベルに行こうという話です。ですのでまるっきり別物にされてしまっているわけで、この実写化は要するにロボコップのパクりでしかない内容です。であればロボコップ観た方がよっぽど良いです。
映像は綺麗だった
途中の記憶塗り替えられてた
おじさんのシーン少し考えさせられ
るものがあって面白みありましたが、
他は王道シナリオ感があって、
ただそれを映像にしました感あり
うまく世界観に入り込めませんでした。
王道シナリオでも、見せ方うまくて
引き込む演出できてる
映画には意識せずとも引き込まれるので、
何の違いなんでしょうね。
素人にはわかりませんが、その辺が監督さんの腕の違いなのですかね。
一緒にみたお友達は、記憶消さないでやるの
可哀想、なんてひどいことするんだ
という感想を、しみじみ言っていたので、みる人によってはまぁまぁ面白いのかな?
ちなみに、私は攻殻機動隊は名前聞いたことある程度で全くみたことがありません。
友達はちょろっとだけ、ワンシーンくらいかな、アニメみたらしいです。ほんのちょろっとだけ。目がアンドロイドの人と一緒にたたかってたな、くらい。
ブレードランナーの呪縛
想定の範囲内。
ブレラン、ロボコップが如何に監督の変態強度ゆえにSFからはみ出ていたかを知る比較対照的価値。
CG未来都市に新味なし。
ブレランの呪縛から我々はいつどのように開放されるのだろう。
レディロボコップ
殉職後、ロボットに改造されて復活した警察官。失った記憶を取り戻した彼は、自分を作り上げた巨大企業こそ、倒すべき悪だとみなし、勇敢に立ち向かう。そんな有名なハリウッドSFアクション映画があったなあ、って思い出しました。本作は攻殻機動隊の世界を借りた、そういう感じの作品です。アニメ映画の押井版GITS、もしくはイノセンスがお好きな監督を見受けましたが、ならば無理に内容を弄らず、そのまま実写化したら、もっと世界的な評価が高かったのでは?と思いました。士郎正宗原作の漫画の攻殻機動隊、およびSACシリーズファンとしましては、強くそう感じました。
アニメがハマらなかった身としてはいい作品
押井守版の攻殻機動隊は二作とも鑑賞済み。
かなり低評価が目立つけど個人的にはいい実写化だと思う。
<脳が人間で身体はロボットならば人間と言えるのか>というテーマを実写ならではの演技でスカヨハが体現していて、テーマ自体もアニメ版より深い気がした。
ただやっぱり北野武だけ日本語話しているのには違和感を感じる。
どうせ電脳化してるんだし、せっかく世界中のキャストが集まっているんだから、北野武だけじゃなくて他の外国人も母国語で話した方が攻殻らしさがでるし未来感もでる。
ストーリーはアニメにあったところがなかったり、新しいシーンがあったりと完全な真似ではなく色々改変してある。たぶんそこが低評価の原因だと思うけど、アニメがイマイチハマらなかった自分にとっては今作はエンタメ要素もあって面白い。少佐の正体についてのミステリーもあってハラハラするし何よりもWETAデジタルの視覚効果が素晴らしく世界に浸りこむ。
特に後者はサイバーパンクの世界観が好きな自分にとってはたまらん映像だし緻密で大胆なアクションはカッコいい。でもアクションシーンは無駄にスローが多くてドキドキがない。
エンドクレジットでアニメの印象的な民謡を流れたときはちょっと嬉しかった。
素晴らしい映像体験
昔からの攻殻ファンとして、この映画は必見。
見た感想としては、素晴らしい!!の一言。
ただ、ストーリーについてはそれほど面白味はない。
原作や日本アニメ版の攻殻を随所に踏襲したストーリーで、特段目新しさはない。ファンとしては嬉しいけど。全編にわたってニヤニヤできる。
けど、前半の襲撃シーンの映像は素晴らしかった。
なるほど、あのアニメを実写にするとこんな表現になるのか!!と感心した。あのシーンは電脳の表現含めて製作者が相当気合入れて作ったのが感じられる。
街並みも面白い。
未来で本当にあーなるのかはわからないけど、なるほど、そういう可能性もあるなーって感じ。ブレードランナーの進化版というか。
あと、この映画はIMAX 3Dで見ることを強くオススメする。3Dの方が圧倒的に面白い!!それは間違いない。
IMAXの音質も素晴らしいので、この映画の世界観にどっぷりと浸かれる。
たけしだけちょっと微妙だったけど(笑)、主役のスカーレット・ヨハンソン含め俳優も良かったし、良い映画体験させてもらいました!!
物語に時代が追いついてきた。
・ネットが普及する前にこの脚本を思い描いてた原作(攻殻機動隊)がそもそもすごい。
・メタルギアソリッドは攻殻機動隊からもヒントを得てるのかもなーと思う。
・原作も映画も時代の3歩先行っている作品。
・未来の中にも伝統が活きている。
(形は変わってはいるが)
・近未来が背景に移るオールCGシーンと人物クローズアップの実写シーンのトーンあわせがめちゃくちゃ自然ですごい。
(船の上のシーン)
・アウトレイジが観たくなる
・美しい東洋的で都会的な風景を観て世界観に浸るだけでも大満足
良い所と悪い所がはっきりしている
好きなアニメの実写なのについぞ見てなかったこの作品を今日初めて視聴した。
結果としては私はアリだと思う。
しっかりとミステリー要素を含んでいるし、
原作やアニメに対してのリスペクトが感じられ、それを視聴者が見てニヤリと出来るシーンが盛りだくさん。
ここはタイトルに書いた通り良い所だと思う。
反対に悪い所は近未来の世界観。
ゴテゴテの芸者ガールズや日本と中国をごった煮にしたような街並みは日本人として、もとい本作のアニメ好きとしては中々受け入れ難いものがあるように思える。
逆に言えば欧米からするとブレードランナーしかりやっぱああいうイメージこそが日本や中国なんだろうか。
まとめとしてはアメリカが考えた攻殻機動隊はこれです!と言われればなんの問題無くむしろ楽しめた作品だった。
ただ最後に…荒巻(武闘派)のたけしがアウトレイジにいたかしら?と思える役どころでちょっと面白い笑
それとタチコマはー!?ゴツい多脚戦車じゃなくて可愛いタチコマはー!?
良い実写化だと思う…
小生、押井守ファンにして『イノセンス』と『スカイ・クロラ』をこよなく愛す者ナリ。
そんな偏った視点から本レビューは語られています、ご注意をば(笑)
とはいえ、そんなに不満点とかはないです(笑)
(酷評してやろうと手ぐすねひきながら鑑賞に挑んだのはヒミツ♪)
全体としてまとまりが良く、スカーレット・ヨハンソン、桃井かおり、ビートたけしの好演もあり、本実写化に際してのオリジナル設定や、エピソードも問題なく、普通に楽しめましたわ。(義体の普及度に関して文句のある人もいるかもだが、ワシはスルーできたよ)
原作マンガファン、アニメ版ファンも一見の価値はあると思うし、「攻殻」文化に関係なくてもアクション映画好きならばオススメ。
(まあ、一番強い導線はスカーレット・ヨハンソンかな…)
んじゃ「…」は何かって言うと、これだったらアニメ見た方がいいよな、とはやっぱなってしまうので。アニメが本当に素晴らしいだけに…ね…
個人的には(リスペクトなのかもしれないが)実写オリジナル展開より、「原作アニメ順守」のシーンの方がむず痒くてしんどかったのですよ。
(穴が開くほど観たからねー元のアニメ。)
まあまあ、それはホント個人の感想なんだけど、商業的な目算があったのか、リスペクトがあったのかは知らないけど、「そのまんま実写化」の流れはそろそろ諦めた方がいいんじゃないかなぁ…って。
まあ、良いコンテンツってのは希少なんで、使いまわして儲けた方が…ってメソッドは判るんだけどね(笑)
スカーレット・ヨハンソン!
原作のファンの方には不評だと思いますが、面白かったです! 雰囲気も大好きです! 未来の街並みは他の映画の未来の街並みより好みでした(笑) スカーレット・ヨハンソンも素敵でした!
猿まねばかりの三流映画
全然攻殻機動隊という感じではない、とほほなところが多い残念な出来上がり。
特に、スーカーレットヨハンソンのドラえもんみたいな姿。
たけしと桃井かおりの酷い演技。
ブレードランナーやその他の映画のシーンをつなぎあわせたようなオリジナリティのない、ぐたぐたな展開。
リスペクト満載…だけど、微妙な感じ
"GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊" のハリウッド実写版。
DVDで鑑賞(吹替)。
オリジナル版は鑑賞済み。
オリジナル版へのオマージュやリスペクトがたくさん詰め込まれていて、その再現度もかなり高いなと思いました。
冒頭の要人暗殺シーンしかり。熱光学迷彩を使用した水溜りでの格闘しかり。多脚思考戦車との壮絶なバトルしかり。…
ですが、そのまま過ぎて実写にした意味を見出だせず、これまた複雑な心境でした。VFXの進歩は感じましたが…
スカーレット・ヨハンソンの少佐役、大いに結構。MCUのブラック・ウィドウ役ですっかりファンになったので大変嬉しかったですが、ちと肉感的過ぎる気がしました。
ホワイトウォッシュじゃないかと騒ぎになったのも記憶に新しい。理由付けはされていたものの違和感は拭えず。アジア系女優でもアクションが出来る人はいると思うが…
ハリウッドの伝統や制度の闇を垣間見たようでなんとも言えない感情でしたが、最近では時代の流れと共に意識改革が進んでいるようなのでどうなっていくのか気になるところです。
※修正(2024/01/30)
見たことある画しか観れない
もともと前評判も良くなかったが、あまりにどっちつかずで困ってしまいました。
他の映画で例えてしまうのは良くないですが、やっぱり出てくるブレードランナー+北野映画+オリジナル攻殻機動隊のイメージです。
オリジナルのすみっこに他の映画をちょこちょこ継ぎ接ぎしたような出来で、まあ見たことのある感じだけど、何か違和感があって心地が悪い感覚でした。
【ブレード・ランナーの世界観を彷彿とさせる映像・音響が秀逸だと思った作品。】
ー 士郎正宗の「攻殻機動隊」をハリウッドで実写映画化。
主人公の草薙をスカーレット・ヨハンソンが演じた事で(原作の草薙素子は日本人と思われる。)当時、ホワイティなハリウッドの姿勢に、非難の声が一部で上がったようだが、映画の内容(レベル)とは関係ないと思った、面白き作品。ー
・怪しげな日本と思われるシーンの、いかがわしさがブレード・ランナーみたいだなあ、影響を受けているなあ、と思った作品。
・ビートたけしやジュリエット・ピノシュも印象的だった。
<士郎正宗の「攻殻機動隊」を鑑賞後、即購入。
その未来の事象を予言したような内容に驚愕したなあ。>
<2017年4月7日 劇場にて鑑賞>
化粧を全て落とした女性に憧れ触れる少佐のシーンが最も心に残った
アニメとの比較ではなく本作だけを単独作品としてレビューする
基本ブレードランナーの派生作品であり、そこにSF小説のサイバーパンクの要素を持ち込んだ世界観であるわけだ
予算の掛けかたが全く違うが奇しくもブレードランナー2049と同年の製作であり、1982年のオリジナルのブレードランナーのチルドレンであるのは同じだ
面白いことに街の巨大ホログラフィー広告のビジュアルイメージは被った
本作ではオリジナルのブレードランナーの雑多なアジア的な未来の再現に東京と香港をミックスした延長線上の街並みをモチーフにしている
ブレードランナー2049では意図的にそれを避けてより衰退した世界観を目指している違いがある
感じることは原作のアニメの1995年ならば、革新的であった世界観とビジュアルの提示が最早古びてはいないかということだ
冒頭の宴会への襲撃シーンはまるでタランティーノ監督のキルビルを彷彿とさせる
光学迷彩でさえ1987年のプレデターで既にお馴染みだし、サイバー世界観もSF小説ファンでなくとも1999年のマトリックスで馴染んでいる
記憶書き換えも1990年のトータルリコールで一般の人間も知る概念になっている
それらを統合して1995年の時点で作品にまとめた原作アニメは確かに革新性があったはずだ
しかし本作はその革新性を追体験しようという意義で作られたような思いにとらわれる
では映画としての新しい意義や価値は無いのか?
しかしそれはあると思う
それはどこまでが実写であって、どこまでがCGなのか
その繋ぎ目が意図的なのか判然としていないことだ
主人公の少佐の映像は実物なのかフルCGであるのかわからないシーンが多い
身体だけでなく顔もだ
あやふやな現実を映像としている
原作にあるのかはわからないが、化粧を全て落とした女性に憧れ触れる少佐のシーンが最も心に残った
眼鏡はもちろん、化粧も擬体なのだ
身体能力の拡張デバイスだ
それらを取り去ってもなお実体が残る
実存そのもの
ブレードランナー2049もあやふやなな実存がテーマであった
このあやふやな実存への切り込みのシーンこそが本作の最大の収穫であった
たけしの存在感は流石だ
ただ台詞が聞き取りにくい
英語字幕で何を言っているのか補完が必要だった
これは製作陣の音声さんにはこのように聴こえており日本人には不明瞭な録音であっても違和感を感じ無かったのかも知れない
他の日本人の出演洋画でもよくあることだ
日本人であるべき主人公を白人が演じている問題は全く感じない
却ってテーマ性が浮き彫りになっていると感じる
日本の優れたコンテンツはまだまだ沢山ある
ハリウッドでどんどんリメイクされるべきだ
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