劇場公開日 2017年6月10日

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「予備知識はなくても可。男女の愛憎が持つ恐ろしさ。」昼顔 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0予備知識はなくても可。男女の愛憎が持つ恐ろしさ。

2017年8月6日
PCから投稿

悲しい

単純

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:再び巡り逢った主人公達の恋路の行方と、2人を取り巻く愛憎に、観ていてハラハラさせられると同時に、改めて“愛”の複雑さを痛感させられる。
否:言ってしまえば因果応報のストーリーなので、感情移入出来ないと、退屈してしまうことこの上ない。

 ドラマ版の知識は(勿論あるに越したことはありませんが)、本作のストーリーそのものは独立しているので、最悪なくても大丈夫そうです。
 運命のイタズラによって再会し、封印したはずの恋心が再燃してしまう紗和と裕一郎。そして、そんな紗和の過去を知ったレストランオーナーの杉崎や、裕一郎を頑なに束縛し続ける妻・乃里子と、2人取り巻く愛憎劇の行方から目が離せません。劇中、レストランの先輩従業員の女性が紗和に語る、
「女は、自分よりも幸せそうな女が1番嫌いなの。」
という言葉が、言い得て妙に感じてしまいます。
 あまり言うとネタバレになってしまいますので、気になった方は是非、実際にその結末をご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド