イノセント15のレビュー・感想・評価
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生きずらさを感じながらもがく二人
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15歳。大人でも子供でもない年頃。
父親がゲイと知って戸惑う銀。
どうしようもない親を持つ成美。
小川紗良ちゃんと萩原利久くんの演技がとても繊細でリアルでとてもよかった。
中でも教会のシーンのキスは印象深くていちばんすき。
おそるおそるの中に好奇心が見え隠れしてるキスは15歳の未熟さが繊細に表現されいて、
のぞき見してるかのような空気感がでこっちまではらはら。
銀が成美の肩をつかむ手のぎこちなさとかが初々しくてかわいかった。
東京からの帰り道の会話のない感じとか二人が歩いてるのを長く映してる感じが
気まずさや時間の流れの長さを感じさせてよかった。
好きという気持ちをまだ抱いたことがない銀。
最後、涙を流しながら「成美のこと、好きになりたい。」といった銀にはぐっときた。
その先大変ながらも、ふたりで支えあって生きていくところが容易に想像できた。
どこかの記事にも書かれていたけど、希望の見える終わり方だったのでハッピーエンドではないかと思った。
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ちば映画祭2017
片田舎でそれぞれ抱える環境の中で動き出す青春。上映後の監督トークもあったおかげで、なるほどが加速。監督は学童とか少年支援なども仕事にしていて、そこから見えるリアルや、この世代から見たよく分からない大人の気持ち悪さなんかが溢れる画面になったのでしょう。
池脇千鶴にガッキーをまぶした様な主人公の女の子、雰囲気素敵でした。
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