劇場公開日 2017年3月3日

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「前半戦で試合終了!いい試合だっただけにもったいない!」アサシン クリード YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0前半戦で試合終了!いい試合だっただけにもったいない!

2017年8月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

まさかここで終わらせないよね??ってところで終わる。それがこの映画最大の特徴だ。
「不完全燃焼」。この五文字が映画を見終わった後の気持ちをよく言い表している。
なぜそう思うかというと、何も解決していないからだ。「盛り上がってきたぞ!これから主人公サイドvs.敵組織の全面的な戦いが繰り広げられるんだよな!」とワクワクした瞬間エンドロールが流れる。約100分の時間を使い、前半戦が終了した。そんなところだろう。

元々は全世界で人気な同名ゲームシリーズを実写化したものだ。自分は一度もゲームをやったことがない。今回はあえてゲームのことは何ひとつ調べずにまっさらな頭でみてみた。

ストーリーはとても良かった!ゲームを全く知らなくてもなんの問題もなく楽しめると感じた。
主人公である死刑囚カラム・リンチの祖先は、ルネッサンス期に存在したアサシン教団における伝説のアサシンで、テンプル騎士団が追い求めていた自由意志をコントロールできると言われるエデンの果実の行方を知る最後の人物であった。カラムはアニムスと呼ばれる遺伝子記憶装置を使って先祖の記憶を追体験する中、人類史を大きく変えうる秘密を知ることになる。ルネッサンス期と現代が交錯する中で行われるエデンの果実をめぐる戦いには引き込まれるものがあった。
冒頭、ルネッサンス期の話から始まるのだが、そこで話題に上がった伏線の回収が良くできていたと思う。アサシン教団とテンプル騎士団の1492年当時の対立。その立ち位置に基づく主人公と民営組織。対立構造がよくできていたなと思った。

主演のカラム・リンチと祖先のアギラールを演じるのはマイケル・ファスベンダー。「300 スリーハンドレッド」で映画初出演。「X–MEN」シリーズでは、第4作「ファースト・ジェネレーション」よりマグニートー役として出演。アップルの創業者スティーブ・ジョブズの生涯を描いた「スティーブ・ジョブズ」では、主演男優賞の候補にもなった。
監督はジャスティン・カーゼル。2016年公開の「マクベス」で第68回 カンヌ国際映画祭コンペティション部門を受賞している。他にも個性派ぞろいな俳優陣が出演。演者に文句をつける人はいないと思う。

作中のアクションはとても派手でカッコイイ!パルクール的な要素もあり見応え十分。さながら西洋の忍者といったところか。ルネッサンス期の時代背景を考慮した武器を駆使して戦う姿は必見だ。躍動感に溢れるこういった動きはゲームが元になっているのだろうか?映画を見ていたらゲームにも興味を持つようになった。

アニムスという機械を使って祖先の記憶を遺伝子単位で追体験していく。作中では退行という言葉が使われている。カラムが先祖とシンクロするさいの、拒絶・葛藤・受け入れという心の変化も良く描かれていた。主演男優賞にノミネートされるだけあって演技力は申し分ない。

あとひとついいなと思っむたのが、オープニング音楽。カッコよかった。特にエレキのイントロとか。この音楽を演奏したミュージシャンは不明。調べたけどよくわからなかった笑

このように感想を述べれば面白かったことばかり!だからこそ、先の展開が気になるのだ。

Trinity