KUBO クボ 二本の弦の秘密のレビュー・感想・評価
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KUBO の表情だけで価値あり。
生身の人間でもここまで微妙な表情で感情を表現できるかどうか。
それだけで十分に鑑賞する価値あり。
全く違和感がない「日本」の描写。モノだけでなくかつての日本人の心をわかってる。そしてカッコいい。
エンドロールに流れる曲がまた‼️です。井上鑑さんのアレンジが秀逸。
のんさんやこの世界の片隅にファンがこぞってお勧めするだけのことはある。
あと何回か観て、細かいところに目を向けたい。
疑いの目で見てごめんなさい
「クボが超能力使えるしクボのお母さん本当に生きてるのか怪しい。クボの力であやつられてるだけかも」
というのから始まり
「クボのお母さん二重人格でラスボスかも」という疑いの目になり
話が進んでつじつまのあう真相が明かされて
お母さんお父さんいい人なのにひどい展開で涙目になり
最後にラスボス(目に見えるものを否定している仙人)との対決で武器では歯が立たずに、超能力勝負に賭けて、仙人の人への変換とたぶん村人の記憶も操作して老人を昔から知ってることにしたクボにおぉーと感心した。
冷血な敵がすこし怖いかもしれない。
結局敵のうち二人を死闘でたぶん正当防衛で倒していて、ハッピーエンドではないと個人的に思ったので、幼いこにはまだ早すぎると思いました。
今年一番の当たり映画
途中から人形アニメーションだということを忘れて、ストーリーにのめりこんでしまいました。
短い映画なのに、ちゃんと冒険の王道展開を全部詰め込んでいるのが素晴らしい。(過去⇒日常⇒悲劇⇒仲間集め⇒宝探し⇒仇敵との対決)
映画館にいた人がたったの6人だったので、こりゃ速攻で上演終わるだろうと思っていたら、つい最近まで上映してて驚いた。しかも知り合いが行った時は満員だったとか。
素晴らしい
最初はスルーしようと思っていたのですがタマフルの年間シネマランキングでも大絶賛されていたのでこれは見とかないとなと思い鑑賞してきました。
素晴らしかったです。見て良かった。ラストはずっと大号泣。とても心が優しくなる映画でした。
アクションのかっこいい傑作
三味線を弾くことで折り紙を自由に操れる少年クボは、母親と二人で洞穴に住んでいた。母親は、クボが日が暮れても外に出ていると、クボの祖父である月の帝に見つかって目を奪われてしまうと言う。灯篭流しで死者と会話できると知ったクボは死んだ父との会話を試みる。しかし父は一向に現れず、しょぼくれたクボはうっかり日暮れすぎに外に出てしまう。その夜からクボは月の帝を退治するための三つの武具探しの旅に出た。
話は普通。優れた伏線があるわけでもなし、察しの良い人であればクワガタが何者かもすぐにわかるだろう。
しかし、画がとにかく美しい。そして、アクションがかっこいい。特にサルと叔母との船上の闘いは素晴らしいの一言に尽きる。月の帝との対決も筆舌に尽くしがたい。
とにかく美しいんだ。観てくれ。
ぜひ映画館で!
興味はあるけど、「なんちゃって日本」をまた見せられたら嫌だな、タイトルも変だし。そう思って迷っている人にはこう言いたい。大丈夫、素晴らしいファンタジー映画ですよ。映像の見事さと心温まるストーリーに加え、日本の文化に対する監督のリスペクトと情熱には感動すら覚えます。こんな稀有な映画を見逃したらもったいないですよ。エンドロールがまた素晴らしいんです、だからどうか最後まで席を立たないで下さいね、と。
どなたかのレビューにありましたが、辻村ジュサブローさんの人形でこんな映画を作ってほしい。夢でしょうか。
カートゥーンジャパン!
まぁこの一言に尽きるかな
ニンジャタートルズやサムライ・ジャックの
「あれ?これ中国じゃね?やっぱ中国だ!」
ってなっちゃうあれそれがいい笑
アクションはコマ撮りとは思えないほど
迫力があってカートゥーンらしい台詞のやりとりにはクスクス笑ってしまういい映画だった
ただ最後の月の帝はなんだかなぁっていうのと
コマ撮りのレベル高すぎて
コマ撮りらしさが完全になくなっちゃってるのが残念かなぁ…
KUBOはクー坊?
気の遠くなるような作業で生まれた作品。主人公の名前、KUBOは「僕」の反対?「クー坊」=「クー坊や」の方が話としては整合性があるような。
歌川国芳の骸骨の浮世絵っぽいところや大ヌエ退治みたいな部分があって、よく研究されているなあと関心。その反面、なんだコレ?もある不思議な映画。
折り紙が動き出して物語を演じる部分は素敵だった。最後の最後に涙腺大崩壊。やられた。
まあまあかな。
序盤の折り紙のアニメーションは見ごたえあり。もっと見ていたいと思ったほど。あのワクワク感は半端ない。
この折り紙のシーンだけかと思っていたら全てが(背景はどうかわからないけど)ストップモーションだと知ってびっくり、ずっとCGだと思ってた……
この作品のテーマを一言でいえば「家族愛」。
なので、ラスボスが生き残るのはまだいいんだけど(でも正直最初は困惑した)、両親が記憶を取り戻してから死亡するのが早すぎる。
タイトルの「二本の弦」に大きく関わるイベントだから、どのみちあの展開は避けられないんだろうけれどせめてラスボス戦まで生きていてくれてもよかったのになあ、と。
尺の関係もあるのだろうが、終盤駆け足感が否めないのが残念だ。
ちなみに猿とクワガタの正体は結構早い段階で予測できる。
人によってはベタに思うかもしれないけれど、自分は無駄に登場キャラクターを増やして要らない子を作るよりよほどいいと思う。
(それにしても何故にクワガタ。日本昔話風なのだから犬とかでもよかった気もするんだが。もしくは虫縛りなら蜘蛛とか(でも蜘蛛は日本内外でもあまりいいイメージがなさそうだから、その線はないか)。きっと制作陣のイメージがサムライっぽい生き物=クワガタだったんだろうなあ)
制作スタッフは「かぐや姫の物語」を観たんだろうか。母親の一族の設定でそう感じた。
一部の建物が中華風なのが気になるという意見があったが、自分はあまり気にならなかった。だって母方の一族は明らかに人間とは別の種族っぽいし、基本的な感性や文化が違っていても不思議じゃないから。
それはそうと「月の帝」は名前に帝と付くぐらいだから、支配する民草が多数いるのではないか。クライマックスで何故兵を差し向けるのではなく側近を付けることもなく自ら一人で赴いたんだろう。あくまで孫と戦うつもりはなく連れ帰るために出向いたのであって、逆らったからちょっとお仕置きするつもり程度だったのかもしれない。
そして最後月の帝がああなってしまって、残された民は相当混乱しているんじゃないかと気になって仕方がない。まあ多分これは気になる自分が悪いんだけれど。
なんだかんだ言っているけれど、自分は途中退屈で眠くなったりとかはなかったので、それなりに楽しめたのだと思う。
まあ良作かな。
美しい日本
モーションピクチャーを初めて見た。
感動的なヒーローに隠された秘密を感動的に暴きつつ最後に大団円に持って行く、よくある物語なんだけど、よくできていた。
旅することによって三種の神器を手にすることではなくその過程で出会う人々の重要性。なるほど。
凄いけど、、、
ストップモーションアニメなのは本当にすごいと思うけど、ストーリーが端折ったのか?と理解に苦しむ終わり方や、折り紙をもっと効果的に使えたんじゃ?とか勿体無いなぁと思う事が多い。
アメリカ産日本昔話は嬉しいけど、ストップモーションアニメでやる必要あるかな?
なんだか
映像もキャラクターのモーションもよかったのですが、全ての時間帯で非常に退屈でした。
ストップモーションが本作の売りの一つらしいですが、3DCGにしか見えませんし、むしろ表情などカクついて見えるシーンもあったのでデメリットにしかなっていないです。
ストーリーはかなり酷くて、終盤のお爺さん登場以降は意味不明です。
どうせ見るならモアナと伝説の海をもう一度見たほうがいいです。KUBOのストーリーはモアナの完全下位互換ですから。
なんときれいな
映画館できれいな映像ならたくさん観てきた。
しかしこういう、絵本を見ていた頃のうきうきを思い出させるようなきれいさは初めてだ。
ストーリーはだれる部分が少しあるが、納得できるきれいさ。
とにかく観てほしい!
少し早いクリスマスプレゼントのような、キラキラして温かい映画だ。
そしてエンドロールのあの曲!三味線アレンジがたまらなくて…かっけぇぇぇ…
まずは観てみよう。
いくら日本の文化(アニメだけでなくて)をリスペクトしているアメリカ人監督とはいえ、ここまでとは思わなかった。内容・ストーリーも映像も、和テースト満載。
加えて、ストップモーションとは思えない、画像の素晴らしさ。
とりあえず、観るしかない!
誰にも奪えぬものこそが一番の力
人形アニメと言うと随分昔の「くるみ割り人形」を思い出してしまう世代なので、
タドタドしいけど、その感じが愛おしいみたいな世界を想像して観に行ったら
いや〜失礼しました!!
CGアニメと見紛う滑らかな動きとダイナミックな背景、画面構成、
見ごたえ十分!!
エンドロールでは制作の現場の様子も観せてくれてるので
慌てて席を立たずにしっかり観てね!
闇の世界の表現がNHKの人形劇の辻村ジュサブローさんテイストで
おどろおどろしくも心惹かれる感じがああ、堪らない〜
もちろん内容も、子供向けだからって単純なものではなく結構なずっしり感。
特に始めの方の心を病んでるっぽい母と
クボが食事をするシーンは胸が張り裂けそうです。
でも、それを補って余り有る元気な時の母とクボとの愛情深い日々。
それこそがこの物語の肝!!
ラスボスを跳ね返す力が、誰にでもあって絶対に誰にも奪えぬもの。
これがどんな武器よりも強いんだな〜
ふと、自分の人生を思い起こして、ジワっと涙〜〜。
あと、他の方も色々書いているように日本表現のここが違うとか、
ここがおかしいとか挙げ足取りをする人がいるみたいだけど
それを言うなら
「魔女宅」のいかにもヨーロッパ的なパン屋さんの奥さんが
なんで「おそのさん」なんだよ!!
モデルとなったらしき国や街の人は何にも文句言ってないでしょ!
実話の完全再現と言うならともかく、
ファンタジーにそんな枝葉のことで突っ込むなんて、
それこそ、日本人的には「お前ら野暮天」!!
逆にそこを楽しむくらいの気持ちで物語に身を委ねてください。
有名な浮世絵からインスパイアーされた場面も多数あるので
あんまり浮世絵なんか観たこと無い人は、
ザッと有名どころの浮世絵を検索してから観るともっと楽しめますよ。
妖怪の浮世絵とかも忘れずにね(笑)
それと、
シャーリーズ・セロンのアフレコが聴きたくて字幕版を観たけど
クワガタがいかにもピエール瀧さんにぴったりなキャラで
字幕版なのに瀧さんの声が聞こえてきそうだった!
吹き替え版も観たくなりました。
★もう一度観るなら?時間があれば映画館で観たい!
CGも良く出来てる
『コララインとボタンの魔女』の、スタジオライカ制作のストップモーションアニメ。
『コラライン』が凄く良かったので、期待して観に行ったけど、ストーリーにイマイチ深みが無い…
ちょっと子供向けに感じました…
日本を舞台にした作品にしては、あまり違和感は無かったけど、やっぱし中国と韓国が入っちゃってたかなぁ~
それにしても、このストップモーションアニメは良く出来てたけど、背景は良く出来てるCG。
どこまでがストップモーションアニメで、どこまでがCGなのかがわからない。
もはやストップモーションアニメではなく、フルCGアニメを作った方が良いような気もしないでもないけど、『それを言っちゃあ、おしまいよ』
瞬きするなら今のうち!鑑賞するなら劇場でやってる、今のうち!
すごく良かった。感動しました。
ここまで作り手の情熱と愛情が滲み出している映画はそうそうない。
暖かみのある、凄くいい映画でした。
言ってしまえばベタなストーリーも、変に考えずに観られるし、だからこそ映像の美しさや作り手側が伝えたかったメッセージ性がしっかりと浮き彫りにされている。
登場するキャラクター達も個性的で、想像を絶する超アクションシーンも最高。
闇の姉妹最高です。ほんと、ただの悪役なんだが印象強いわーと思ってたらラストで「ああなるほど、、、」と彼女達にも少し同情してしまう所が出たりして、、。
日本的な美しさ、しっかりとしたストーリーテリングとメッセージ性、そして何より、作り手側から日本文化やキャラクター達へ注ぎ込まれている愛情!好感しかないです。
日本文化の表現が云々って意見は本当に野暮です。
あんなに美しい精霊流しの画、日本映画でもなかなか見れませんよ?
もう一回、劇場で観たいな、、。
このポテンシャルは単なる文化の間違い探しで終わってしまうにはもったいない
この作品のテーマは未完成であった物語の決着をどうつけるか?(心に)空いた穴をどう塞ぐのか?にあると思う。
不完全であること、儚いこと、命には終わりがあること、監督はわびさびの心とインタビューで答えているが、亡くなった両親を二本の三味線の糸(本作では弦)に見立て、そこに自分という一本の糸を加えて音を奏でるという、監督ならではの捉え方に感銘を受けた。
人は人を思い出に変えることで力を得る。それが物語の、心の穴を塞ぐ。どんな武器よりも強いのだ。という心震えるクライマックスになっていた。今自分が見ているのはミニチュアだというのを忘れてしまうほど引き込まれた。
日本へのラブレターと(勝手に)言っているが、多分両親に対するラブレターだと思う。こんな作品を息子からプレゼントされたら涙腺崩壊必至である。
日本の宗教感にある様々なものに命があるというような考え方、例えば人形に命を吹き込むようなストップモーションアニメでの表現が作品のテーマと見事にマッチしていた。
両親ともに仏教徒であった監督ならではで、多くのキリスト教的なハリウッド映画とは一味違う作品になっていた。
(一味違い過ぎて興行収入的にはイマイチだったそうだ。残念。)
三味線はもともと日本完全オリジナルの楽器ではないし、服装や建築や言語など、文化自体も様々な国の文化が影響し合って出来ているものなので、「日本じゃない!!!」とヒステリックに叫ぶのもいいが、そんなことより絵としてカッコ良ければ娯楽作品としては合格でしょう。例えば闇の姉妹なんかすごく怖くてカッコいいし、葛飾北斎の高波、歌川国芳の「相馬の古内裏」オマージュの巨大骸骨なんて超興奮しましたよ。
(作り手が楽しそうに作ってる映像もEDでチラ見せしてましたね)
若干中盤の展開が退屈なところもあったが、全体的には大満足!
コララインは若干ティム・バートン色が拭えなかったが、本作でライカはピクサー、ドリームワークス、イルミネーション・エンターテイメントに並ぶアニメーションスタジオになったんじゃないかと個人的に思います。
特に今年はイルミネーションの「SING/シング」と本作ライカの「KUBO/クボ」という二代最高傑作が出てしまったのでラセターが休職中のピクサーがピンチ(笑)
とにかく万人にオススメの映画です。
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