「ギターではなく三味線な訳」KUBO クボ 二本の弦の秘密 shironさんの映画レビュー(感想・評価)

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KUBO クボ 二本の弦の秘密

劇場公開日 2017年11月18日
全12件中、4件目を表示
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ギターではなく三味線な訳

『パラノーマン』が好き過ぎて、ライカの次回作も心待ちにしておりました!!
『The Boxtrolls』かと思って待ちくたびれていただけに『KUBO』の公開を知ったときは、本当に嬉しかったです。

ただ、日本が舞台と聞いて、正直、観る前に一抹の不安が。
だって…。三味線の音色で折り紙が動くって…(^-^;

でも、観終わって納得。
これは単に日本が舞台の映画なのではなく、
日本が舞台でないと成り立たない映画なのでした!

「人間らしさ・日本人らしさ」の素敵な部分を改めて教えてくれる作品で、
景色を見て美しいと思う気持ち。
人を愛する気持ち。
亡くなった人を偲んで、その人との思い出を大切にする気持ち。など
永遠の命を生きる月の帝には見えない、理解出来ない人間世界の心の豊かさが描かれていました。

そして、親から子供へ“物語”として語り継がれることで、命は亡くなってもずっと生き続けるということも。

なるほど!だから、ギターではなく三味線だったのか!!
輪廻転成など、仏教的な要素もあったし。
お盆に先祖の霊を迎える風習を持つ国だから、この物語のメッセージを伝える舞台は、日本でなくてはならなかったのですね。

それに加えて “日本の好きなところを全部ぶっ込みました” と言わんばかりのアイテムが多く、微笑ましく嬉しいです。
侍、刀、鎧兜、精霊流しに盆踊り(阿波踊り)。なんと北斎や国芳の浮世絵もモチーフに!
日本人としても、海外の目から見た日本の良さを再確認出来る作品だと思いました。

そして、映像の美しいこと!!!
クレイアニメで風景の美しさを感じる時代が来たことに驚きました。
ライカならではのキャラクターの動きの繊細さはそのままに、大自然の迫力がすごい!
荒れ狂う大海原、どこまでも続く雪原、天高く飛ぶ鳥の群れ。
クレイアニメでこのスケール感が出せるとは!!
また、木漏れ日の雑木林や竹林を歩くシーンでは、少し湿ってヒンヤリとした空気まで届くようでした。

折り紙はトランスフォーマーさながらのスピードで、動きながら何度も形を変えるし、
妹達の流れるようなアクションシーンも美しかったです。

前の人の頭で一部字幕が読めなかったので、日本語吹き替え版も観に行くつもりですが、それより早くもDVD(Blu-ray)の発売が待ち遠しかったりしてww
『パラノーマン』みたいにメイキング特典映像をたっぷり入れて〜!!

shiron
さん / 2017年11月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:試写会
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