スクラップ スクラッパー

劇場公開日:

スクラップ スクラッパー

解説

気鋭の監督を次々と世に送り出している文化庁委託事業「ndjc(若手映画作家育成プロジェクト)」の2014年度に選出された5人の監督が再結集した「FILM5プロジェクト」による長編オムニバス。1軒のスクラップ工場を軸に、コメディ、ヒューマンドラマ、サスペンス、エロスと様々なジャンルの5つのエピソードが交差する。超能力一族の落ちこぼれ息子と奇妙な美人局コンビの出会いをポップに描いた「美人局、さゆり。」、それぞれ問題を抱えながらも大事なことに触れぬまま日々を過ごすカップルの日常を詩的に切り取った「Shadows」、倒産寸前のゲーム会社を救うため父が遺した1本のカセットテープ探しに奔走する兄弟を描く「ファミリー」、自殺場所を求めて彷徨う男が亡き母に似た老女との出会いを通して自らの過去に向き合う姿を描いた「To be or...」、ガン宣告された中年バンドマンが最後のライブ敢行に向けて奮闘する「V」の5編で構成。

2016年製作/113分/日本
配給:FIlM5プロジェクト
劇場公開日:2016年12月10日

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(C)2016 FILM5プロジェクト

映画レビュー

2.5みんなダメ人間

2016年12月11日
フィーチャーフォンから投稿

笑える

楽しい

幸せ

主人公に誰ひとりまともな人間が出て来ない全5話オムニバスのコメディドラマ。

「美人局、さゆり。」
全員が全員どんなバカだよというレベルで、それでいて振り切っている訳ではなくちょっと残念。

「shadows」
ちょっと気取った感じで雰囲気は良いけど大した物語はない。

「ファミリー」
暗く貧しい感じを昔のゲーム風のコミカルな映像を挟みホッコリみさせてくれる。

「TO be or…」
読め過ぎるベタベタコメディ。最後にぶつかった時には余りにもベタで残念に感じ思わず声が出そうになった。

「V」
大した意味がないものもあるけれど、今までの登場人物が絡んで来る。
波乱万丈を画きたいのは分かるけれど、ちょっと面倒臭いことし過ぎだし、元嫁のセリフもリアリティがない。それにあそこまで行ったらそんな簡単には…

ベタさと意外性や振り切り度合いのバランスが惜しい感じはしたけど、くだらなさは嫌いじゃないし、面白かった。

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Bacchus
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