「見えない気持ちはそのまま」ナラタージュ KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

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ナラタージュ

劇場公開日 2017年10月7日
全194件中、62件目を表示
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見えない気持ちはそのまま

分かりやすい起承転結というよりも、張り詰めて細かく振動してる糸が時折大きく揺さぶられるようなイメージの映画だった。

全体的に工藤泉のモノローグで構成され、静かに過去を振り返る彼女のナレーションと 見えにくい人の気持ちはほとんどそのままにして余計な説明を入れすぎないのがとても良かった。
ごまかしてばかりでハッキリしない葉山先生へのモヤモヤ感とか、ストレートな彼氏小野くんの言葉とかが泉目線でダイレクトに感じられた。

葉山先生の過去への罪悪感と泉に救いを見てしまう葛藤や苦しみを長く描くこともできただろうに、あえてそれをせずサラッと少しずつ触れるだけにして行間をかなりたっぷり取っているのがかなり効果的だったと思う。

どうしようもなく寂しい心の穴を埋めてくれそうな人がタイミング良く側にいたら、それを利用してしまう ってのが正直理解できてしまう。
相手に対して非常に失礼なことだし、された方にしては深く傷つくしたまったもんじゃない。
その連鎖がまた悲しくてもどかしいけど、客観的に突っ込むことができない。
現実的によくあることだし、自分がそうならないなんて絶対に言えない。
でも同時に一方的に恋心を利用される側の苦しみも身に染みて感じるし…かなりジレンマになる。

登場人物それぞれに抱く感情はかなり人によると思うし、好き嫌いも分かれると思う。
予告の印象ではまた不倫の映画か…と思ったけど、
不倫どうこうっていうよりも 寂しくて虚しくて不器用な人たちの、苦しくも強烈な出来事と感情を描いた作品だと思った。
観て良かった。私はとても好き。

内容とズレるけど、坂口健太郎と松本潤は鼻にかかってキンキンした声質が少し損をしてるなと思った…
あと台詞がちょっと浮世離れしてるのは行定節かな。

KinA
さん / 2017年10月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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