小間使いの日記

解説

ジャン・ルノワールやルイス・ブニュエルも映画化したオクターブ・ミルボーの「小間使の日記」を、レア・セドゥ主演で新たに映画化。監督を「マリー・アントワネットに別れをつげて」のブノワ・ジャコーが務め、ダルデンヌ兄弟が共同製作に名を連ねている。メイドのセレスティーヌは、フランスの地方に暮らすランレール夫妻のもとで住み込みで働くことになるが、好色家のランレールは何かとセレスティーヌに手を出し、夫人もセレスティーヌを見下して過酷な労働を強いるばかりで、セレスティーヌにはストレスのたまる日々が続く。夫妻の家にはセレスティーヌのほか2人の使用人がおり、そのうちのひとりのジョゼフは謎めいた無愛想な男だったが、意外な一面があることがわかり……。WOWOWでは「あるメイドの密かな欲望」のタイトルで放送。DVDはセル版が「小間使いの日記」で発売され、レンタル版は「あるメイドの秘密の欲望」。

2015年製作/96分/フランス・ベルギー合作
原題:Journal d'une femme de chambre

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映画レビュー

3.0ブニュエルの皮肉に消化不良だったかも…

2021年6月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ルイス・ブニュエル作品は若い頃に
「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」等々
随分と観ていたが、この作品のことは、
1984年のリバイバル上映時に
映画館で観ていたこと自体を
忘れており、自宅てパンフレットを発見して
再鑑賞であることを確認した。

従って、内容については全く忘却の彼方
だった訳だが、前半で、
“右翼勢力+宗教界 VS 左翼勢力+ユダヤ民族”
の世相的な構図が語られ、そこに、
”ブルジョワ VS 平民”の階層問題が加わった
社会勢力間抗争の展開かと思いつつも、
途中からは、少女を殺したのは、
庭師なのか、女好きの夫なのか、
はたまた神父なのか、とのサスペンス風展開
にすっかり欺されてしまった。

最後には、少女の復讐を遂げて
ブルジョワ階級に上り詰めたヒロインが、
復讐を果たしたはずの庭師の社会変革勢力に
いずれは淘汰されるであろうとの
皮肉な将来を予感させてのエンディングが
ブニュエル風なんだろうな、と思いつつも、
皮肉のスパイスが効き過ぎて、
私には消化不良的な作品だった。
やはり私はオーソドックスな味付けの作品
の方が好みかも。

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KENZO一級建築士事務所

3.0理解がむずかしい

2019年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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Socialjustice

3.0ちょい悪メイド

2016年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

メイドとしていろんな家族を見てきた主人公(レア・セドゥ)、今の雇い主夫婦は、奥さんは意地悪、旦那さんは好色だった。
同僚の庭師は何を考えているのか分からず不気味だった。
話が散漫な印象で、主人公のキャラが今一つ掴めなかった。

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いやよセブン
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