「はい、注目! ラ・ラ・ランドにはまらなかった方はこちら!」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0はい、注目! ラ・ラ・ランドにはまらなかった方はこちら!

2017年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』

(あらすじ)
全米チアダンス選手権大会で優勝した、福井県立福井商業高校のお話をベースにしてます。
高校に入学した友永ひかり(広瀬すず)は、中学校からの幼なじみ?でひかり的には付き合ってると思っていたサッカー部の山下孝介(真剣佑)を応援したい!という、純粋で単純な理由でチア部に入部。
顧問の早乙女(天海祐希)のスパルタや、自身の怪我、部長の綾乃(中条あやみ)や仲間達と、悩みながら成長していく。
ちょっと前に観ました!

冒頭から、C+C MUSIC FACTORYの「EVERYBODY DANCE NOW」で始まり、テンション上がる!

あ、言い忘れました。

映画の評価は、その人の知識と経験、そして何よりその時の精神状態が影響すると思います。
高校の時、恥ずかしながら、ジャズダンスにのめり込んでる時期がありました!
なので本作、ストーリーは既視感ありますよ。
スポ根に有りがちな、エピソードありますよ。
しごき、挫折、嫌なライバル、ほのかな恋心、友情などなど。
乗り、突っ込み、テンポが早すぎますよ。
演技、過剰ですよ。
けど、おばちゃん、またダンスしたいなあって思えました。
ラ・ラ・ランドじゃ思えなかった!
もっとゆっくり、この子達の青春を見てたかった。
早乙女先生の言葉に、何度もうなずきました。

「ダンスは自分をさらけ出すこと」
「自分を表現すること!」

アメリカのライバルチームのキャプテンの言葉に、大きく頷きました。

「振り付けを憶えるだけじゃダンスじゃないしー、ダンスは表現だからぁ~」

みたいな。
そうそう、それ、ドーン!
それですよ。
高校の頃、先生に言われました。

「貴女が完璧に踊ることができても、小さい子が必死にやってできたでんぐり返しには敵わない。お客さんは、そっちに感動するから」

その意味、今になって良く分かるんですよ。
だからあの時、あの先生大っ嫌いだと思ったけど。
指の先の先まで、足の先の先まで、ステップとか(ランニングステップとかやりながら爆笑しちゃうほど変なんです)、ほんとうるさく言われて、大っ嫌いだったけど。
本作を観て、先生の気持ちを考えてなかったかもなぁと。
30年近くたって、反省しました。
今度、どこかで先生にお会いしたら、大きな声で言ってしまうかも。

「先生!ダンスがやりたいです(三井寿)!」

でもあの先生なら真顔で、「あっそ、そんなら取り敢えず、20キロ痩せない。話はそれからばい」とか言われそうですが……。

あ、話が逸れました。
この"振り付けを憶えるんじゃなく、表現すること"っていう部分、悔しいけど(?)、エマ・ストーンより、広瀬すずちゃんの方ができてたー!
チアで集団で踊る時は目立たなかったけど、ストリートで、自宅で、1人で踊ってる姿からは、指の先の先まで、足の先の先まで、表現したいという気持ちがあった。
そして、表現できてた!
びっくりしました。
正直、どうせ-、某集団アイドルのような-、踊りするんでしょ?
とか、思ってました。
もう全力で、すずちゃんに謝ります。
さーせん!
すげーや。広瀬すず、すげーや。
ただ、邦題長いわ(笑)

あと、「ちはやふる」と同じく、すずちゃんと共演する真剣佑くん。
また、福井弁喋るんですねー、真剣佑くん(笑)
いっそのこと、三浦友和さんと百恵ちゃんのように、何度も共演して、どんどん濃厚なラブシーンとかやるようになって、ん?って思ってる時に、結婚すればいいよー。

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さぽ太