劇場公開日 2017年1月31日

「ご都合的だけどステキな群像劇。様々な家族が織り成す愛の物語。」マザーズ・デイ(2016) 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ご都合的だけどステキな群像劇。様々な家族が織り成す愛の物語。

2017年3月17日
PCから投稿

笑える

悲しい

楽しい

【賛否両論チェック】
賛:様々な家族達が“母の日”をきっかけに巻き起こす群像劇が多彩で、どれも印象に残る。意外な人物同士が意外なところで繋がりを見せるのも痛快。
否:ベタベタなラブコメディで展開もご都合主義なので、興味がないと退屈すること必至。

 “母の日”という特別な日を前にして、家族が抱える様々な問題を突きつけられた男女達の奮闘劇が、コミカルな展開満載で描かれていくのが印象的です。
 元夫が再婚し、子供達が離れていくことに不安を抱えるサンディや、両親の偏見に反発を覚えたままのジュディ、実の母親に捨てられたことがきっかけで、結婚に踏み切れないクリステンや、妻の死から立ち直れずにいるブラッドリー、そして有名人でありながらどこか孤独を抱えるミランダ。様々な登場人物達の様々な家族の物語が、意外なところで意外な繋がりを見せるのも、またステキな展開です。
 バリバリのラブコメディなので、興味がないと眠くなってしまうかも知れませんが、多彩な人間模様が紡がれる群像劇を、是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド