劇場公開日 2016年7月9日

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「全体が1本のミュージックビデオと言ってもいいバンド讃歌。不況下のア...」シング・ストリート 未来へのうた かんりにんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0全体が1本のミュージックビデオと言ってもいいバンド讃歌。不況下のア...

2017年4月18日
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全体が1本のミュージックビデオと言ってもいいバンド讃歌。不況下のアイルランドで、荒れた学校と不幸な家庭そして片想い、という典型的な逆境をものともせす、音楽に夢中になって前に進む男の子。ザ・青春ファンタジーな感じがすごくいい。ありえへんってわかってて観るぶんには、何も問題ないのだ。一番好きなカットは開始70分後あたりからの1曲。想像のプロモーションビデオの中では、家族も先生も彼女も問題なんてないかのように笑顔全開で、夢のようなハッピータイムを過ごせる。これこそが音楽のパワー。もちろん現実は何一つ変わらないのだけれど、この涙チョレギサラダな3分間を映像化しただけでも、この映画の価値がある。基本コンセプトは同じ監督の「はじまりのうた」と同じく音楽の魔法。最後はすべてを捨てて彼女と二人、嵐の中をボートでロンドンへ。。合成まるわかりのチープなエンディング。いえぃ、サイコー(^^)v。8点

かんりにん