劇場公開日 2017年2月18日

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「しょうもない録!!」愚行録 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5しょうもない録!!

2017年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

知的

寝られる

新鋭監督で小説の映画化というのは貴重ですが、話自体は不快を詰め込んだもので、演出がリアル調なので抵抗する者や善い部分がないというのはかえってバランスが悪く感じつまらなかったです。同じ原作者の「慟哭」は読んだ事があるので、結末ありき&人間の描写が一辺倒で面白くはないんだろうなと推測していましたが、様々な人の黒い部分が重なって殺人事件になったというプロットは一応知的な作りでした。小出恵介容疑者が女たらし役で出てくるので素の姿じゃないかと思う訳で、ネタ映画になる以前に商品価値が下がっています。直接的ではなく雰囲気がエロいのは「悪の法則」みたいで好みですが、題材は実在の慶大広告学研究会そのものなのでエロ描写はかなり抑えたのでしょう。仕方なく愚行を犯したという事は長い人生ではありますが、これは仕方ないというよりは全編しょうもない奴のオンパレードでした。

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