劇場公開日 2016年10月1日

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「♪お願い お願い 改変しないで~」CUTIE HONEY TEARS 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5♪お願い お願い 改変しないで~

2017年4月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

萌える

説明不要の永井豪の人気作、2度目の実写映画化。
ハニーに扮するは、女優・モデル・歌手として活躍する西内まりや。
佐藤江梨子が扮した2004年版は監督が庵野秀明だったので、今また再見するのもいいかも。
倖田來未の歌をバックにしたオープニング・アクションは最高にノリノリであった。後半は失速したが。

とにかく今回のは、西内まりやのPVとして見ればほぼ満点である。
TVやCMなどで見せる明るくキュートな笑顔は封印したクールな魅力。
ハニー衣装はさすがのスタイルの良さ。
アクションも披露。
特に西内まりやのファンって訳ではないが、彼女の美貌については何の不満も無く目を楽しませて貰っている。演技力はさておき。
次いでに、敵役の石田ニコルとやらも素晴らしいクールビューティーさと“女王様とお呼び!”なビ○チさ。
…が、しかし! 本作は西内まりやのファンでない人や根っからのハニーファンは絶対見ない事をオススメする。

まず、間違いなくこうではなかった「キューティーハニー」の設定、作風、世界観。
何故に近未来?
ダークでシリアスな作風は「ブレードランナー」とDCユニバースの超劣化版。
あの明るくポップでコミカルな要素は皆無。
ストーリーはつまらなく、SFアクションとしても面白味が無い。
ビジュアルもCGもアクションもTVで充分なレベル。
でも、最大の難点は…
お色気シーンが無いッッッ!
お色気シーンがあってこそのハニーでしょ!
お色気シーンが無いハニーなんて、ハニーじゃないッ!
西内まりやの事務所からNGでも出たか!?

つまりは、日本でもブラック・ウィドウみたいなクールでセクシーなSFヒロイン・アクションを狙った企画。
でも、オリジナルでやるのは不安。そこで、「キューティーハニー」として…って、
ここまで改変され、あの歌も流れないんじゃ、もう「キューティーハニー」などではない。
やるならオリジナルのヒロイン物でやってくれ。
どうせコケるなら、ハニーを巻き添えにしないでくれ。

良かった点は全て西内まりやと石田ニコルの美貌だけ。
それにしても、庵野版「ハニー」はまあいいとして、永井豪作品の実写化は鬼門か!?

近大
近大さんのコメント
2017年4月20日

みつまるさん

西内まりやはスタイルは良かったんですが、グラマーかと言われたら…(^^;
佐藤江梨子や原幹恵の方がハニーでしたね。

近大