エルヴィス、我が心の歌のレビュー・感想・評価
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映し出されるエルヴィス・プレスリーの心
私はいろんな音楽を聴きます(最新から古いものまで)が一番好きなのはエルヴィス・プレスリーなので見に行きました。
しかし最初見たときは謎が残り微妙な映画かなと思ったのですが、後でいろいろとエルヴィスの識者である湯川れい子さんのエルヴィスに関する記事をいろいろと見ているとその謎は紐解かれていき見た後から1週間ぐらい経っていたにも関わらず個々のシーンを思い出しそういうことかと涙が出ました。
例えば、主人公を演ずるジョン・マキナニーのセリフに「神が私にエルヴィスに似ている声を与えて下さったんだ」というのがあるのですが、これはエルヴィス・プレスリー本人も「神が与えて下さった歌声なんだ。この歌声で人に幸せを与えなくちゃ」と思い続けていたことなどがあります。
またこの映画の良いところはジョン・マキナニー氏の歌声が素晴らしいのです。
プレスリーそのものであると錯覚しそうです。特にエンディングは…
僕は最初はエルヴィスへのリスペクトを込めた映画かなとの結論だったのだが。
しかし後から徹子の部屋で出ていた湯川れい子さんのお話や他の記事を見てから気づき至った結論としては、「エルヴィス・プレスリーの人生と心」を映し出した素晴らしい映画だと思いました。
もともと思っていたのですけれど、やっぱりエルヴィス・プレスリーという人は人間としても奥が深い人だなぁと再認識させられました。
何故?
最後のラストシーンはいかがなもの。
可愛い娘、リサがいるというのに。
42歳、エルビスが亡くなった歳。
年齢的に、生きていく為の様々な責任が生きにくくする歳ではある。
だか、主人公の選んだ死は己の我儘ではないのか。自身がエルビスに成りきる、エルビス自体に成る為に。
リサはお父さんの歌うエルビスの歌が、大好きなのに。
エンドロールに流れるエルビスの曲が切なすげる。
いい映画だ 主役のエルビスの歌も良いし 子役も奥さんの演技もいい ...
いい映画だ 主役のエルビスの歌も良いし 子役も奥さんの演技もいい 最後を観るまでは… どう受け取れば わからない エンドロールが流れ エルビスの歌を呆然と聞いていた間 誰も席を立たなかったのは きっと 皆同じ気持ちだったのか
貫き通す己の自我(エルヴィス道)
歌う姿は正にエルヴィスで心酔しきったナルシストぶりにカメラが引いた太っちょ体型には癒される。
娘とも良い関係が気付けているのに家族との未来を生きようとはしない。
娘が父親にプレゼントしたエルヴィスの人形に奥さんのタトゥーとエルヴィスって鳴く鳥に愛嬌ある場面が素敵で愛されている彼のラストの行動は究極に身勝手で愚かだ。
そんな嫌なラストなのに観終わった後は何とも和んだ感じなのは主人公の可愛いキャラに娘との遣り取りに全体的に癒され映画だったから。
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